【動画解説】台風14号 西~東日本に接近・上陸のおそれ 前線のち台風 大雨に警戒
台風14号は強い勢力を保ちながらゆっくりと北上し、金曜日から土曜日にかけて西日本に、土曜日から日曜日にかけて東日本に接近、上陸するおそれがあります。 西日本から東日本の太平洋側では、台風が近づく前から前線の雨雲がかかり、長い時間雨が降り続いて大雨となる所があるでしょう。暴風や高波にも警戒が必要です。 木曜日は関東甲信から中国・四国地方に秋雨前線の雨雲がかかっています。 台風の北上とともに前線の活動が活発化し、金曜日は関東から西の太平洋側を中心に雨が続くでしょう。 また、台風の発達した雨雲が金曜日の午後には西日本の太平洋側、土曜日には東日本の太平洋側に流れ込む見込みです。局地的には雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。 土曜日の12時までの48時間に降る雨の量は、関東から四国の太平洋側で200ミリを超える所があり、紀伊半島では300ミリを超える所もあるでしょう。 日曜日は台風本体の雨雲も流れ込むため、さらに雨の量が増えて、大雨となるおそれもあります。 西日本や東日本では土曜日にかけて次第に風も強まり、瞬間的には35メートル以上、何かにつかまっていないと立っていられないくらいの暴風が吹き荒れるおそれもあります。高波にも厳重な警戒が必要です。 まだ台風の予報には幅があるため、こまめに最新情報を確認していただき、早めの備えをお願いします。 (気象予報士・宮崎由衣子)