バナナで釘が打てます……でもモービル1なら大丈夫!合成油でエンジンオイルのトレンドを牽引し続けるモービル1が創立50周年!!
クルマにとっての血液ともいえるべき存在のオイル。どんな条件下に晒されてもエンジンの隅々までスムーズに行き渡り、良好なコンディションを維持し続けることが肝要だ。そうした課題に真摯に取り組んできたのが『モービル1』だ。バナナで釘が打てるCMで幅広い温度域の対応を訴求 その誕生は50年前に遡る。それまでのオイルは精製された原油以外、存在しなかった。しかしエンジン性能が高まり、精密になるにつれオイルにもより高い保護力や潤滑性、洗浄性などが求められるようになった。 そうした中、1974年にアメリカで産声をあげたのが、世界中で入手可能な初めての合成油である『モービル1』だ。より純度が高く、品質に優れたオイルは、化学的に再構築された成分を厳選して産み出される。オイルの分子をより均一なものとし、比類なきエンジン保護性能や潤滑力を達成している。 日本上陸はその3年後。バナナで釘が打てるマイナス40℃の世界。ボンネットの上で目玉焼きができるほどの灼熱の砂漠。そうした極限の環境下でもモービル1はしっかりと機能し、エンジンを護り続けることを謳ったセンセーショナルなCMが話題を呼んだ。 厳しいモータースポーツの世界で鍛えられたオイル 50年にも渡るブランドの歴史を語る上で欠かせないのが、モータースポーツでの活躍である。1987年にウィリアムズF1レーシングチームとスポンサーシップを結んで以来、NASCARやスーパーGTなど国内外のあらゆるトップカテゴリーにオイルを供給。チームに数多くの栄冠をもたらしている。 1989年に行われた100万マイルテストでもモービル1の高性能は実証されている。BMW325iにて4年間、オイル無交換の連続運転を行ったのだ。エンジンを分解して検査したところ、著しい摩耗は見られなかったという。 長い歴史のなかで、不変のデザインを貫き続けるモービル1。合成油のパイオニアとしての矜恃ともいえるが、その中身は常にアップデートを繰り返してきた。堅牢なエンジン保護力のみならず、優れた潤滑性能、低粘度化により燃費の改善を促進し、環境保護にも貢献し続けている。 時代を先取りする研究開発を進め、高い性能要求に応え続ける そうしたバランスに秀でた特性は世界中の自動車メーカーが認めており、2008年には日産GT-Rの工場充填ならびにサービス指定オイルとして採用。さらに2012年にはポルシェやメルセデスAMG、レクサスLF-Aに純正オイルとして指定されるなど、高性能スポーツモデルへの採用例は枚挙にいとまがない。 「このオイルを入れておけば間違いない」。長年に渡り築きあげてきた信頼は、モービル1を指名買いするユーザーが多いという事実にも裏付けられている。そして半世紀に渡って合成油でエンジンオイルのトレンドをリードしてきたパイオニアは、次の50年を見据えてすでに走り出しているのだ。
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