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メルセデス、ベッテル獲得への興味を否定せず「リップサービスではない」

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motorsport.com 日本版

 メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウルフは、フェラーリ離脱が決まったセバスチャン・ベッテルの獲得に関心を寄せているのは事実であり、リップサービスではないと話した。 美しきF1マシン:「メルセデス、F1への第一歩となる漆黒の”始祖機”」ザウバーC12  ベッテルが今季限りでフェラーリから離れることが決まったことで、必然的に彼の将来について推測がなされ、メルセデスが移籍先の候補のひとつとして考えられている。  現時点でメルセデスは、2021年にルイス・ハミルトンまたはバルテリ・ボッタスがチームを離れシートが空いた場合、ウイリアムズの現ドライバーでありメルセデス育成のジョージ・ラッセルをその後任に据えるだろう。  しかしウルフは、ドライバーを決める上でフリーとなったベッテルのことは「無視できない」とコメントしている。  ベッテルのフェラーリ離脱を引き金に、カルロス・サインツJr.(マクラーレン)のフェラーリ移籍、ダニエル・リカルド(ルノー)のマクラーレン移籍が相次いで決まるなど、移籍市場は大きく変化したが、メルセデスは将来のラインアップ決定を急ぐ必要はないと考えている。 「我々は早い動きに驚いた。なぜなら、チームを離れることが決まっているドライバーとシーズンを始める必要があるからだ」  そうウルフは語った。 「ドライバーが参加せずにクルマを開発していくのは非常に難しいし、全てのドライバーがチームプレイヤーである必要がある。私の意見では、(ラインアップの確定は)優先順位としては2番目だ。我々は時間をかけたいと考えている」 「我々のプライオリティは、メルセデスのドライバーであるバルテリとルイスにある。それから言うまでもなく、ジョージとウイリアムズの状況を興味深く見守っている。その上で、どんなドライバーも軽視することはない」 「それが、4度のワールドチャンピオンであるセバスチャンを軽視したくないと私が言った理由だ。今後の数ヵ月で何が起こるか分かっている人は誰もいないんだ」 「1月に、今年の前半にレースが行なわれないと言っていたとしたら、誰もそれを信じていなかった。そういう意味で、この段階で選択肢をオープンにしているだけだ」  ベッテルをドライバー候補のひとりだと主張しているのは、単なるリップサービスなのかと訊くと、ウルフはそれを否定。ニコ・ロズベルグが突如として引退を発表し、急きょチームがドライバーを探すことになった2016年のことが引っかかっているという。 「まず、それはリップサービスではない。4度チャンピオンを獲得したドライバーが、フリーになってすぐに『No』とは言わない。それについて考える必要があるんだ」 「一方で、我々は素晴らしいラインアップを誇っており、ふたりのドライバーとジョージに満足している。しかし、彼らの中のひとりがもうレースはしたくないと言い、突然シートが空くかもしれない」 「だから、6月の時点で『チャンスはない。セバスチャンは我々のためにレースをすることはない』とは言いたくないんだ。彼がドライバーとして”なまくら”になったとは考えていないし、誰も予想しない時に衝撃を受けるようなことが起きることもある」 「ニコ・ロズベルグを思い出してほしい。そういう意味では、選択肢をオープンにしているだけだが、当然我々は今のドライバーとの議論に集中している」  しかしながらウルフは、ハミルトンとの契約交渉について、何も議論が行なわれていないと明かした。 「ルイスとはお互い、ロックダウンの中で会うことはなかったが、定期的に連絡を取り合っていた。しかし、何らかの合意について取り組むことはなかった。我々の間には多くの信頼がある」 「我々は長い間一緒にいるが、ここ数年は契約を詳しく読み解き、実際そこに何が書かれているか確認する必要はなかった。それが自然だったからだ」 「したがって、レースが再開したら共に時間を費やし、戸棚から契約書を引っ張り出して、契約書の数字や権利、タイミングなどを見るつもりだ。うまくいけば、すぐに何かができるだろう」

Adam Cooper

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