Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

「住宅ローンの繰上げ返済」と「教育資金の準備」、両立はできる?

配信

MONEY PLUS

【FPの回答】

たけや: マイホームを購入されたとのこと。やはり住宅ローンの返済については気になりますよね。一方で、お子様たちの教育費も考えなくてはなりません。その狭間で、悩まれてしまうのは当然です。 それでは、返済を優先すべきか、それとも貯蓄を優先すべきか。はたして両立は可能なのでしょうか。

地方の場合は自宅外通学の可能性も、教育費はMAXの額で想定を

教育費はどうしても学費の額に目が行きがちです。しかし、高校や高校卒業後の進学先が自宅通学とは限りません。 地方にお住まいの場合、高校から他県の学校へ進学し自宅外から通学する可能性についても想定しておきましょう。高校から自宅を出る場合は、高校の学生寮などに入ることになります。また、高校卒業後に大学や専門学校に通うために、学生寮やアパート・マンションに住むことになるでしょう。この場合には、学費とは別に、家賃や食費などの生活費が必要となります。 例えばですが、お子様が東京の大学に通うことになったと想定します。家賃や食費代など諸々の生活費を10万円と見積もると1年間で120万円、4年間で480万円です。お子様1人当たり、学費以外に約500万円を準備しておく必要があります。 教育費におかれましては、お子様たちがいつまで自宅通学をするのか見通しを立ててみましょう。

繰上げ返済と教育費の準備、どちらを優先させるべきか?

住宅ローンを早く返済したいが、貯蓄が思うように貯まらないと悩まれています。繰上げ返済と教育資金準備、これは、真逆の目的になっています。つまり、早く返済をしてしまいたいが、一方で貯蓄もしたい、というのは相反していますよね。 現在は年間100万円貯蓄できています。お子様がまだ小さく、お金が最もかからない時期だからです。今後、塾などの費用が必要になり、このまま収入が変わらなければ、貯蓄額は一気に減っていきます。 繰上げ返済についてアドバイスをというご相談ですが、繰上げ返済をすると、返済したお金は二度と戻ってきません。ですので、よく考えてから行動してほしいのです。 ですが、残念なことに繰上げ返済は、早ければ早いほど利息の軽減効果があります。したがって、繰上げ返済を効率的に行うなら早い時期に、しかし、その分、手元の資金は貯まらないということになります。 余談ですが、わが家の住宅ローンは、返済方法を元利均等返済ではなく、元金均等返済にしています。元金均等返済は、返済額のうち元金が均等(一定)になるため、毎回の返済で確実に元本を返済していくことができます。ですので、返済額も毎月減っていきます。“勝手に繰上げ返済”というネーミングを付けて、あえてこの方法にしています。 そして、住宅ローンには団体信用生命保険が付帯されています。万が一の場合は、ローンは残らないのです。つまり、生命保険に加入しているということを忘れてはいけません。 また、注意点として、住宅ローン控除が適用される期間は、繰上げ返済によって借入金額が減ってしまうと、税額控除される額も減ってしまいます。 順番からすると、まずは、お子様にかかる費用のMAXの金額を試算します。繰上げ返済の検討はそれからです。

【関連記事】