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「マウスガード」して読経 僧侶の“お盆参り”もコロナ禍スタイルに 檀家を回る住職の思いは...

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MBSニュース

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で迎えた今年のお盆。僧侶が檀家を回る「お盆参り」も今年は事情が違います。感染予防を工夫しながらお盆参りを続ける住職を取材しました。

京都市右京区にある浄土宗「轉法輪寺」。住職の兼岩和広さん(50)によると、8月はお盆参りで朝から大忙しだということです。移動は自らバイクを運転して走ります。持ち物を見せてもらうと… 「お盆は暑い時なんで、日焼け止めのクリームを。何軒も回っていたら足が痛くなるんで、湿布と塗り薬も。」(轉法輪寺 住職・兼岩和広さん)

檀家の家に入る前には手の消毒を行い、透明な「マウスガード」をつけてから向かいます。 (Q手の消毒は一軒ごとにしているんですか?) 「毎回やっています。(家の)中に入ってからもしています。」(兼岩和広さん)

今回、兼岩さんが訪問した檀家では、家族そろってご先祖様を想い、お経をあげるという静やかな毎年の行事も、通常30分のところが15分に短縮されました。 「使った仏具をふかせてもらいます。なんか残していくわけにもいかないんでね。本当はゆっくりお話しさせていただきたいんですけど、こんな時なんで、これで失礼します。」(兼岩和広さん)

そして、兼岩さんはすぐにバイクで次の家へ向かっていきました。お経をあげてもらった檀家の方に話を聞くと… 「向こう向いておられますので、マスク外していただいたら結構だったんですが、こんな時期ですので(外さずにお経をあげていただき)気を遣っていただいたのかなと。“WITHコロナ”といえども、やはりお盆の行事ですので、変わることなくさせていただけたらとご住職とも話しています。」(檀家)

取材した8月12日の京都市内の最高気温は36.5℃。コロナだけでなく熱中症にもならぬよう、兼岩さんは凍らせて冷やしたタオルで額の汗をぬぐいながらお参りを続けます。例年、お盆の期間には約120軒回りますが、自宅の仏間での読経に抵抗を感じる檀家も多く、今年は2割ほどがキャンセルになりました。兼岩さんは「お経は声を届けるもの」という思いから、声をできるだけ遮らないよう、口元を覆ってしまうタイプのマスクではなく、飛沫飛散防止用のアクリル板と口との間に空間が取れる「マウスガード」を採用しました。 (檀家)  「お参りもいろいろ大変ですね。今年はね。」 (兼岩さん)「キャンセルも多いのでね。2割ぐらいですかね。」 (檀家)  「私のところは別になんともないですよ。」 (兼岩さん)「体が一番大事。」

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