Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

使用済み核燃料プールの冷却設備停止 撤去に向け水温調査 廃炉作業の玄海1、2号機

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
佐賀新聞

 九州電力は5日、玄海原発1、2号機(東松浦郡玄海町)の廃炉作業に関し、両機の使用済み核燃料プールを冷却する設備を6月から停止し、水温の調査を実施していると明らかにした。2021年にも、冷却系設備撤去に関する認可を原子力規制委員会に申請し、工程の効率化を図る。  この日の佐賀県原子力環境安全連絡協議会(会長・山口祥義知事)で説明した。九電は1、2号機について、運転停止から長期間経過しており、プールに貯蔵している使用済み核燃料の崩壊熱は低下している状態だと説明した。6月1日からプールの冷却系設備を停止し、気温が高い夏に水温がどの程度上がるのか、10月末までデータを取る。  保安規定では水温を65度以下に保つ必要があり、7月30日現在で両プールの水温は40~50度台で推移していると説明した。1号機は62・6度、2号機は58・9度まで上昇すると試算している。水温調査後は21年にも、冷却系設備の撤去に必要な廃止措置計画の変更認可を規制委に申請するとしている。  冷却系設備の撤去や使用済み核燃料の搬出は、26年度から予定している第2段階の「原子炉周辺設備等解体撤去期間」に行う予定だが、九電は「早めに認可してもらうことで、スムーズに撤去作業ができる」としている。  このほか協議会では、昨年10月の原発構内での土木作業中、クレーン車のワイヤが切れ、先端のフックが工事請負会社の従業員に接触し、負傷した事故などが報告された。(中村健人)

【関連記事】