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喜界島のゴマ大打撃 台風に大雨被害で予定の半分

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南海日日新聞

 台風10号が6日に接近、通過した鹿児島県の喜界島では、収穫シーズンに入っていた特産品の白ゴマが大きな被害を受けた。9日の大雨でも被害は拡大し、町農業振興課によると「見込んでいた生産量の半分ほどに減る見通し」という。一方、台風で折損や倒伏が発生したサトウキビの被害率は8%にとどまった。  喜界島の白ゴマは国内で日本一の生産量を誇る。島の在来種で、夏場の貴重な換金作物として町内で約250戸(栽培面積150ヘクタール)が生産している。  生産量は2016年60トン、17年21トン、18年20・7トンで推移。台風の影響がなかった19年は42・1トンに増え、今年は90トンほどの豊作を見込んでいた。  町によると、台風接近までに30ヘクタールの刈り取りを終えていたが、未収穫の120ヘクタールのうち70%のほ場で被害があり、生産量は40~45トンにまで減る見通し。  例年なら9月初旬には刈り取りもかなり進んでいるが、町担当者によると「今年は低温などで発芽時期が遅く、収穫シーズンがずれている」ことも台風による被害の拡大につながった。  喜界島では台風10号で41・2メートルの最大瞬間風速を観測している。さらに同島では9日、同日午後4時までの12時間に153・5ミリの大雨が降った。町担当者は「風で倒されたゴマが水につかると実が腐ってしまう。台風に大雨が追い打ちをかけた結果となってしまった」と残念そうに話した。  サトウキビは今期収穫面責1414・8ヘクタールのうち、被害率8%。生産見込みは当初の7万8000トンから7万1800トンに下方修正した。町によると、荒木集落など島の南部で被害が大きいという。

奄美の南海日日新聞

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