異能を「無効化」するキャラクター5選。能力の扱いづらさがバトルを面白くする?
主人公が「無効化」能力を発揮する作品も
バトル作品には、魔法や超能力・特殊能力といった異能がつきものですが、最近の作品では、異能そのものを無力化する力を持ったキャラクターも活躍しています。今回は特殊能力を無効化できるキャラクターたちを紹介します。 【動画】あらゆる異能を右手で無効化!「幻想殺し」 上条当麻の能力とは?
●「幻想殺し(イマジンブレイカー)」の上条当麻 ライトノベルを原作に、マンガ、アニメなど作品が幅広く展開されている『とある魔術の禁書目録』の主人公・上条当麻は、その右手であらゆる異能を無効化することができます。異能を切り札とする相手に対しては、切り札そのものを無力化してしまうので、とても強い能力です。逆に、異能を使わない、あるいは切り札としない相手には、上条の能力が活かされず、単純な腕力勝負になってしまいます。 当麻の「まずはその幻想をぶち殺す」(通称・そげぶ)というセリフと、イマジンブレーカーはセットのように思われがちですが、「旧約」と呼ばれる初期シリーズでは3回しか出てきていません。状況や相手に応じてこのセリフをアレンジした言い回しが多いため、上条の代名詞と思われることが多いようです。
●「断魔の剣・宿魔の剣・滅魔の剣」のアスタ 「週刊少年ジャンプ」で連載中の『ブラッククローバー』の主人公・アスタが持つ「反魔法の魔導書」に収容されている魔剣は、魔法の無効化、反射、吸収などの効果があります。『ブラッククローバー』の世界では、誰もが魔力を持ち、魔力が使えるのが当たり前であるため、この世界の根底を覆すような能力です。 また剣によって能力が微妙に違っていて、断魔の剣は、刃が魔力を斬ることができ、剣の腹部分は反射。宿魔の剣は魔力を吸収したうえで斬撃にあわせて放出。宿魔の剣は、魔法で起きた周囲の因果を無効化できます。
使い方や相手によっては強みが活かせないことも
●「人間失格」の太宰治 「ヤングエース」で連載中のマンガを原作に、TVアニメなども人気を集めている『文豪ストレイドッグス』の太宰治は、あらゆる異能を無効化する能力「人間失格」を持っています。太宰が異能者に直接触れることで、異能の発動そのものを抑えることも。能力は、本人の意思とは無関係に常時発動しています。 太宰自体はのらりくらりとしているものの、頭がキレて身体能力が高く、異能のあるなしに関わらず強いキャラクターとして描かれています。異能をサポートで使う肉体派な相手でも、太宰相手にすると苦労(大抵敗北)します。