【高知市葛島】遊び場は“命の山” 南海トラフ地震から命を守る
高知さんさんテレビ
高知市の小さな山が子どもたちの「遊び場」に大変身。狙いは「南海トラフ地震から 命を守る」です。 高知市葛島にある標高18メートルの葛島山。地元の自主防災組織が山頂にブランコや秘密基地を設置し、12月14日、子どもたちを招きました。 その狙いはー 葛島公民館自主防災組織 島田典儀会長 「地元の人の命がなんとか助かるように、この山をもっと知ってもらいたい」 葛島地区は南海トラフ地震による津波で最大5メートルの浸水が想定されています。昭和南海地震では多くの住民が葛島山に避難しました。 (山へ登る人たち)「津波がくるぞー!早く逃げろ」 少子高齢化に伴い、葛島山への避難訓練が数年前から休止していたため、まずは「遊び場」として慣れ親しむことで、素早い避難につなげようと今回のイベントが企画されました。 父親 「(子どもたちが)覚えてくれたら。津波が来た時はここに逃げなあかん」 津波から命を守る山で、子どもたちの笑い声が響いていました。
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