【仕様向上しつつ値下げも】日産リーフ 改良新型、イギリスで発表 グレード展開・装備見直し 競争力強化
最上位モデルを大幅に値下げ
text:Felix Page(フェリックス・ペイジ) translator:Takuya Hayashi(林 汰久也) 【写真】リーフ、モデル3、i3、ID.3【ライバル車種と写真で比較】 (121枚) 日産のイギリス法人は、リーフの改良新型を発表した。仕様を向上しつつ、価格を改定して競争力を高めている。 イギリス仕様で最上位グレードに位置するテクナは、40kWhバッテリー搭載モデルで3万160ポンド(411万円)から、62kWhのe+で3万4710ポンド(473万円)からとなっている。改良前と比べて、1685ポンド(23万円)の値下げを実現した。 標準のリーフはアセンタ、N-コネクタ、テクナの各グレードで選択できる。リーフe+はN-コネクタ、N-テック、テクナで選択可能だ。 N-コネクタにはブラインド・スポット・モニターとステアリングのテレスコピックが追加された。また、eプラスも今回初めて設定され、価格は3万2695ポンド(446万円)からとなっている。 テクナは、中間グレードのN-テックとの価格差が1415ポンド(19万円)に縮まり、「ライバルに対して非常に競争力のあるグレード」に位置付けられている。 また、運転支援機能プロパイロットの価格を値下げし、より選びやすいものにした。N-コネクタではパッケージ全体で145ポンド(2万円)、テクナでは駐車支援機能が295ポンド(4万円)安くなっている。 カメラを使って後方を映し出すインテリジェント・リアビュー・ミラーはテクナに標準装備となった。N-コネクタにも395ポンド(5万円)で追加できる。 パワートレインの変更はなく、40kWhモデルの航続距離は270km、62kWhモデルは385kmとなっている。 リーフの販売台数は、英国では2020年の当初9か月間、前年同期比で約56%の増加となっている。日産は今回の改良について、好調な販売台数に続き、「モデルの競争力を向上させる」機会を得たとしている。
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