21年も観客動員は困難 ファーマーズ・インシュランス・オープンも無観客試合へ
現地時間30日(月)、米国ツアーの「ファーマーズ・インシュランス・オープン」が“無観客"で行うと発表した。 タイガーの力感が抜けて見えるのは右肩を早く起こしているからだった【連続写真付き解説】 同大会は21年1月28~31日に米カリフォルニア州サンディエゴのトーリーパインズGCサウス・コースで開催、例年、タイガー・ウッズが1年の初戦として迎えることで知られている。 「新型コロナウイルス感染拡大で我々のプランを大きく変更せざるを得なかった。PGAツアー、サンディエゴ郡とも協議を重ねた結果、大会と地域の安全を守るために無観客とすることを決めた。ファンからのエネルギーが選手に伝えられず残念だが、それでも素晴らしい戦いを世界に発信したい」と同大会を運営するセンチュリークラブのマーティー・ゴーシック会長はコメントを発表した。 21年初戦となる「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」(1月7~10日・ハワイ州マウイ島)は制限付きで観客動員を決めているが、翌週の「ソニー・オープン・イン・ハワイ」(1月14~17日・ハワイ州ホノルル)は「無観客試合になる」と地元ホノルルアドバタイザー紙が伝えている。 米本土開催の初戦となる「ザ・アメリカンエクスプレス」(1月21~24日・カリフォルニア州ラキンタ)もすでに無観客試合が決定、再び感染拡大に見舞われている米国でカリフォルニア州は夜間の外出を禁止する措置が取られているが、新たに11月30日~12月20日の間はレストラン、バーが閉鎖されマーケットなどの入店の人数制限を実施、“スティ・ホーム"を要請している。 松山英樹が16年、17年と2年連続で優勝した「ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン」(2月4日開幕)は、例年一日に10万人ものファンが入場することで知られているが、こちらは現時点では未確定となっている。(文・武川玲子=米国在住) (撮影:GettyImages)<ゴルフ情報ALBA.Net>