戦後70回目の仙台七夕まつり開幕 3千本の吹き流しが街を彩る
豪華絢爛な七夕飾りで彩られた仙台市中心部
約3千本の豪華絢爛な吹き流しや七夕飾りがまちを彩る「仙台七夕まつり」が6日、仙台市中心部で始まった。今年は戦後に仙台七夕まつりが復活して70回目の節目の年となる。仙台七夕まつり協賛会によると、6日正午時点で約9万5千人が訪れており、8日までの開催で210万人の人出を見込んでいる。
七夕飾りに用いられる吹き流しは、大きいもので約10メートル。開催期間中、仙台駅前からアーケード商店街の約1700メートルが、約3千本の色鮮やかな吹き流しなどの飾りで彩られる。大阪府東大阪市から観光に訪れた70代女性は「どの七夕飾りも細かくカラフルで、とてもきれい」と、七夕飾りに見とれていた。
商店街には、仙台市立の小中学校188校の児童・生徒が折り鶴で作った巨大な七夕飾りも登場。「被災地が1日も早く復興に向けて進めますように」「復興が早く進み前みたいな立派なくらしになりますように…」など、短冊には東日本大震災の被災地の復興に向けた願いが込められていた。 仙台七夕は、仙台藩主伊達政宗の時代から続く伝統行事。戦争で一時中断したが、終戦翌年の1946年、仙台空襲で焼けた市の中心部に52本の竹飾りが建てられて再開したという。 (THE EAST TIMES)