〔欧州株式〕軒並み下落=英0.14%安、独0.10%安(13日)
【ロンドン時事】週末13日の欧州株式市場は軒並み下落した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比11.43ポイント(0.14%)安の8300.33で引けた。週間ベースでは0.10%安。 ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.10%安(週間では0.10%高)、フランスCAC40種指数は0.15%安(同0.23%安)、ストックス欧州600種指数は0.53%安(同0.77%安)だった。 この日の欧州株は上昇して始まったが、米国債利回りの上昇を受けてマイナス圏に転じた。フランスでは新首相の任命で政治的混乱がやや和らいだものの、株価を押し上げるには至らなかった。ドイツ連邦銀行(中央銀行)による経済成長予測の下方修正や、低調な10月の英国内総生産(GDP)も弱材料となった。 FTSEの構成銘柄では、産金大手エンデバー・マイニングが2.97%安、蒸気システム大手スパイラックス・サーコが2.51%安、鉱業大手アングロ・アメリカンが2.46%安と下げを主導。一方、有害生物管理会社レントキル・イニシャルは3.51%高、保険大手ビーズリーは2.94%高、酒造大手ディアジオは2.35%高と買われた。 DAXでは、不動産大手ボノビアが2.48%安、電力大手RWEが2.07%安、製薬大手バイエルが2.06%安と下げた半面、ミュンヘン再保険は5.57%高、ハノーバー再保険は1.51%高、自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は1.36%高となった。