モスバーガー、ジャニーズ事務所タレントの起用継続 「現契約に基づいて」13日からCM放映開始、各社で対応分かれる
ジャニーズ事務所の創業者・ジャニー喜多川氏による性加害問題を受け、モスバーガーを展開するモスフードサービスは12日までに、ORICON NEWSの取材に対し、同事務所所属のタレントの広告起用を継続すると明かした。飲料・食品大手のアサヒグループホールディングス(HD)は同社所属タレントとの広告契約を更新しないことを明らかにするなど、各社で対応が分かれている。 【写真】深く頭を下げる藤島ジュリー景子氏&“新社長”東山紀之ら 涙する場面も 同社は11日、人気グループ・Snow Manのラウールと渡辺翔太が出演するモスバーガーの『月見フォカッチャ』新テレビCM「もちっ、パリッ、とろっ」篇が13日からスタートすると発表した。 同社は「『モスグループ人権方針』において人権尊重の取り組みを推進しており、いかなる性加害についても許されないと考えています」とし、ジャニーズ事務所との今後の契約関係について「被害者救済と再発防止の実施状況を確認しながら適切に対応してまいります」と説明。「9月13日からのジャニーズ事務所所属のタレントのCMについては、現契約に基づいて実施いたします」とコメントしている。 一方で、アサヒグループHDは同社所属タレントとの広告契約を更新しないことを明らかにしている。「ジャニーズ事務所による、明確な被害者救済と抜本的な組織運営の是正が認められない限り、当社グループ全体の人権方針に則っていないため」とコメント。現行の契約満了をもって解除とし、延長の交渉はしないと決断した。今後については「10月1日からの新体制で、どのような被害者救済に取り組んでいくのか。そこが明確になってから検討する」とした。 東京海上日動火災保険は広告出演に関する契約解除を検討していることを発表し、日本航空も「3月から見合わせている。現時点で契約再開の予定はなし」と公表した。