「オスナがライバル」ソフトバンク松本裕樹〝守護神宣言〟 理想はチームの先輩レジェンド右腕 右肩の状態も報告
ソフトバンクの松本裕樹投手(28)が8日、〝守護神宣言〟をした。北九州市の商業施設でトークイベントに参加。「クローザーをやっているので、9回を目指す。(ロベルト・)オスナがライバル」と意気込んだ。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 今季は50試合に登板。オスナの下半身コンディション不良もあってシーズン途中から抑えに回り、2勝2敗14セーブ、23ホールド、防御率は2・89だった。2年連続50試合以上マウンドに上がったが、9月4日の日本ハム戦で右肩痛のために緊急降板し、翌5日に出場選手登録を抹消され、その後の登板はなかった。 日本シリーズでは、若い投手が中継ぎをする場面もあった。「シーズン中にやってきていないことをみんなにやらせてしまった」と悔しさと申し訳なさをかみしめた。 現在の右肩の状況について「まだ投げていないけど、痛みは出てない状態」と語り、12月中旬ごろから、キャッチボールを開始する予定で、来季の開幕に合わせてプランが立てられていると明かした。 オスナがライバルの一方で、抑える理想の投手には、元ソフトバンクで活躍したデニス・サファテを挙げた。2014年から4年連続で30セーブ以上をマークし、17年には歴代最高となる54セーブを成し遂げた。「結果もそうだし、最強」と松本裕はうなる。 自己最速は159キロ。来季は160キロを狙う。「ここ何年かは球速が上がってきて、目指してきたので、来年チャレンジしていきたい」と意欲。ファンからは真っすぐを〝ブチギレストレート〟と称されていることを認識しており「何かしらそういうもの(呼び方)がつくのは、いいことだとは思う」と笑った。 小久保監督は、宮崎で実施する来春キャンプで調整を一任する「S組」のメンバーの一人に松本裕の名を挙げている。「とてもうれしく思うし、だからこそしっかり結果を出さないといけない」。肩についても「今までよりもさらに気をつけてやっていく」強調。来季はさらにパワーアップして、9回のマウンドを目指す。(浜口妙華) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社