新しい“推し活” 7割以上が女性ファン「見たくて会いたくて」“熱烈応援”も バレーボールSVリーグ ジェイテクトSTINGS愛知
バレーボール界に新たな風が吹いている。国内最高峰のリーグ、SVリーグで今、女性ファンを中心とした熱狂的な応援が巻き起こっているのだ。 【写真を見る】新しい“推し活” 7割以上が女性ファン「見たくて会いたくて」“熱烈応援”も バレーボールSVリーグ ジェイテクトSTINGS愛知 その中心にいるのが、愛知県岡崎市をホームタウンとするジェイテクトSTINGS愛知。パリオリンピック出場選手を擁するこのチームは、なぜこれほどまでに女性ファンの心を掴んでいるのか。その秘密に迫った。 ■来場者の7割以上が女性ファン 「自分の好きな選手を見つけやすいっていうか」「スター選手が増えた」「イケメンが多いからじゃないですか」ファンの声を聞けば、その人気の理由が見えてくる。ジェイテクトSTINGS愛知の試合では、来場者の実に7割以上が女性ファンだという。 9月に行われた公開練習では、平日の日中にもかかわらず500人を超える大勢のファンが訪れた。その多くが女性だ。 ■絶大な人気!パリオリンピック™で活躍した「日本代表トリオ」 チームの魅力は何と言っても選手たち。特に、パリオリンピックで活躍した「日本代表トリオ」は絶大な人気を誇る。 エーススパイカーの宮浦健人選手は、左から繰り出される強力なサーブとスパイクが武器だ。「流れを変えてくれるプレーとか、チームを盛り上げてくれるプレースタイルが好き」とファンは熱く語る。 チームの司令塔、セッターの関田誠大選手は、正確無比なトスワークでファンを魅了する。「華麗なトスさばきが好き」「いろんな人を使っての攻撃がすごい。きれいにトスを分散して惑わしている」と、その技術の高さに惚れ込むファンも多い。 今シーズンから加入した髙橋健太郎選手は、気迫あふれるプレーで人気を集めている。現在はひざの手術の影響でチームを離脱中だが、彼の復帰を心待ちにするファンは多い。髙橋選手自身も「ブロックが買われてチームに入団したんですけど、それを見てほしい。熱いプレー、気迫のあるプレーを見せたい」と意気込む。 ■「推し活で元気になれるんだよね」 ある女性ファンは、こう語る。「関田君も好きだし、宮浦君もね~。健太郎君もね!見たくて見たくて、会いたくてね!このために働くみたいな。おばちゃんの推し活で元気になれるんだよね」