オンライン大会で優勝 三味線・口出さん
7、8月にオンラインで初めて開かれた津軽三味線コンテストの小中学生の部で優勝した清泉中2年の口出智太郎さん(13)が11日、北國新聞社を訪れ、「一番の演奏ができた。多くの人に見てもらえてうれしかった」と優勝の喜びを語った。
口出さんは新型コロナウイルスの影響で、全国大会が軒並み中止となったことを受け、国内のプロ奏者でつくる「べべん」が初開催したコンテストに出場。順位は同団体の「ユーチューブ」に投稿した演奏動画に付いた高評価数とプロ奏者の審査点の合計で決まり、口出さんは一般の部を合わせても最多得点を集めた。
優勝報告に同行した師匠の一川明宏・明宏会主宰は「ここ1年ですごく成長した。将来の業界を担う存在になれる」とたたえた。口出さんは19日にも全国五大大会の一つである東京大会を控えており「次も優勝を果たしたい」と意気込んだ。
北國新聞社