日本チーム唯一のNBAプレーヤーである渡邊は、チーム2位の21得点を挙げた。(C)Getty Images

　日本の奇跡の逆転勝利に悲鳴の声が漏れている。 　8月31日、FIBAバスケットボールワールドカップ（W杯）の順位決定ラウンドで日本代表はベネズエラと激突。第4クォーターで最大15点のビハインドを背負うも、残り1分55秒で逆転に成功し、86－77で勝利を収めた。 【動画】「鳥肌止まらん」と話題！日本vsベネズエラのハイライト 　アジア最上位となれば、来年のパリ五輪出場権を獲得できる今大会。1次ラウンドでアジア勢唯一の1勝を収めていた日本は、一歩リードを得た状況で17-32位決定戦を迎えていた。 　この日、先に行なわれたアンゴラ戦で中国代表は初白星を飾り、五輪切符の行方に待ったをかけた。その約1時間後に始まったベネズエラ戦で、ライバル日本は苦戦を強いられた。だが最終クォーターで、守備で相手にプレッシャーをかけると、次々と得点を入れ劇的な勝利を呼び込んだのだ。 　五輪出場権が遠のいた中国。このまさかの展開に現地のファンは、「中国は絶望的だ」「恥ずかしい」「音を消して観た」「タフで粘り強い日本から学べ！」「面目丸潰れだ！」「日本が羨ましい」「オリンピックの望みが消えた」などと悲鳴をネット上に綴っている。 　果たして最後に笑う国はどこか。9月2日、中国はフィリピンと、日本はカーボベルデとの最終戦に臨む。 構成●THE DIGEST編集部