タッグトーナメント4強が出そろう。山下実優&伊藤麻希は「白昼夢」を破り優勝宣言【東京女子プロレス】
東京女子プロレスの「TOKYO JOSHI 2021 WINTER~LOVERS~」(2月21日、東京・成増アクトホール)で、同団体最強のタッグを決める「第1回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」2回戦4試合が行われ、4強が出そろった。 そのなかでも目を引くのが、山下実優、伊藤麻希の九州コンビ。2人は本格的にタッグを結成してからは日が浅いが、11日の東京・後楽園ホール大会では、NEO美威獅鬼軍(沙希様、メイ・サン=ミッシェル)を破り、自信を深めて同トーナメントにエントリーした。 この日の成増大会では前プリンセスタッグ王者の「白昼夢」(辰巳リカ、渡辺未詩)と対戦。 「白昼夢」は抜群の連係を見せ、白昼夢エタニティを伊藤に決める。さらに辰巳がミサイルヒップを狙うも、これをかわした伊藤がヘッドバット。山下が投げ捨てジャーマンでつなぎ、伊藤が変型伊藤スペシャルで絞り上げると、たまらず辰巳はギブアップ。プリンセス・オブ・プリンセス王者の辰巳から勝利を奪う大きな白星で、準決勝進出を決めた。 バックステージでは、伊藤が上福ゆきから考えてもらったというチーム名「121000000(ワン・トゥー・ミリオン)」と発表。伊藤が「何より辰巳リカから取ったのは。何かが来てるな。もう優勝するしかない。注意すべきは享楽共鳴(中島翔子、ハイパーミサヲ)じゃないですかね。NEO美威獅鬼軍はつい最近倒したばっかなので、あそこはって感じ」とコメント。山下も「気を抜かず優勝ですね」と共に優勝を口にした。
また、NEO美威獅鬼軍はBeeStar(舞海魅星、鈴芽)と激突。舞海組も奮闘したが、メイ・サンがサン・ミッシェルを決めて鈴芽にギブアップ勝ちしベスト4に進んだ。 沙希様は「ウワサで聞いたけど、これトーナメントらしいわね。ワタクシたち知らなかったわ。上がっていくと、ワタクシは常に上り調子だけれども、何があるのかしら。トロフィーですって? そんなものいらないわ。ワタクシたちは欲しいものは全部おカネで買えるわけ」と話した。準決勝を勝ち上がると1日2試合になるが「問題ない?」との問いに、沙希様は「そうね。ワタクシはあんまり詳しいことは分からないけれど、アホピンクのフランスパンみたいなフェイスしたピンク(山下)と、もう一人名前何だったかしら。髪の毛が赤くて…(伊藤)。その方たちがいらっしゃるっていうのは聞いたから、ワタクシたちの美を刻みつけるにはちょうどいい機会なのかしらっていう感じ」と独特の表現で、この先の準決勝、決勝を見据えていた。