米国、ベネズエラに意地の1勝 決勝逃すも3位決定戦で「勝てるよう」 野球プレミア12
野球の国際大会「プレミア12」は23日、東京ドームで2次リーグが行われ、米国がベネズエラを6―5で下し、ともに1勝2敗となった。 意地の1勝だった。2次リーグに進出したチームの中で、ここまで勝利が唯一なかった米国が、粘るベネズエラを振り切り初白星。ソーシア監督は「すべての試合が難しいが、勝ち切ることができた」と安堵の表情を浮かべた。 勝利をもたらしたのは、4番ワードの会心の一撃だった。5-5の同点で迎えた九回に貴重な勝ち越しのソロ。今大会5本目の本塁打と、長打力が持ち味の26歳は「大事な場面で打てたことがうれしい」と充実感を漂わせた。 ようやく白星を挙げたチームだが、2次リーグの結果から決勝進出はならず、24日は3位決定戦で再びベネズエラと対戦する。「この日は打線がうまく働いてくれた。明日(24日)も勝てるように頑張りたい」と指揮官。野球発祥国としての矜持をかけて大事な一戦に臨む。(浅野英介)