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全国のライブハウスを救え!32組アーティストがコロナ支援プロジェクト

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デイリースポーツ

 新型コロナウイルス感染拡大の影響が直撃している全国のライブハウスを支援すべく、32組のアーティストによるプロジェクト「またライブハウスで」が今月11日に立ち上がった。プロジェクトを主導した1人であるシンガー・ソングライターの聞間拓(ききま・たく)に話を聞いた。  聞間は3月から4月にかけて、シンガー・ソングライターのタマキングとのユニット「タマタク」のツアーで全国のライブハウスやライブバーを回っていたが、「徐々にお客さんが来なくなり、4月のアタマからはどこの店に行っても無観客配信に」なった。  店長やマスター、ママからは「どんどんライブがキャンセルになっていく。スケジュール帳が空白になっていって、6月ぐらいまで入れることができない」、「5月末ぐらいまで続くようだったら、ウチも閉めなきゃいけない」といった話を聞かされ、「全国で苦しんでいるのを目の当たりに」した。聞間自身、約30本のライブがキャンセルとなる憂き目を見ている。  「無観客配信でもお金を渡すことはできるが、ライブ以外に何かできないか」と考えたタマタクは4月半ば、ライブハウスを支援すべくプロジェクトを立ち上げた。ライブハウスにエールを送る楽曲「またライブハウスで」を作詞作曲。2人の呼びかけに応え、サカイ引越センターのCMソングを歌っている井上ヤスオバーガーや、シンガー・ソングライターの河野圭佑ら32組のアーティストが参加した。  音源編集はMIYA(THE OLIVE)、映像編集はチョモLaラテと、全てを参加アーティストたちがDIYで行い、制作した動画を今月11日、YouTubeにアップ。「1日も早く支援しないと閉店しちゃう。できるだけ早く支援に回さないと」と、スピード勝負で作業が行われた。  支援対象は北海道13、東北・北関東17、南関東17、北陸・中部・東海21、関西17、中国・四国15、九州・沖縄9、全国で計99店のライブハウスやライブバー。  支援は投げ銭システムで、7地方から支援したい地方を選び、500円、1000円、2000円、3000円、5000円、1万円のいずれかをコンビニ決済かクレジットカード決済で寄付するというもの。各地方に集まった支援金は1週間ごとにとりまとめ、その地方の店舗に均等に分配する。  ライブハウスやライブバーは営業形態上、どうしても狭い空間に人が集まることになるため、ライブ再開のハードルは高い。安倍晋三首相は14日の記者会見で、ライブハウスに行くのを控えるように呼びかけた。聞間は「ああいう発言は本当に残念です。言ってもいいけど、補償してくれよ!と言いたいですね。補償が遅すぎて」と、補償を伴わない休業要請を嘆く。対象店舗の中には31日で閉店する店も出ており、状況はひっ迫する一方になっている。  聞間は「元のライブハウスに戻るまでには時間がかかりそう。再開されても、なかなかお客さんは戻ってこないでしょう」と厳しい見通しを示しつつも、「微々たるものかもしれませんが、やってみなければ分からない」ときっぱり。  「(プロジェクトが)ライブハウスを知らない人、僕らを知らない人にも届いて、(より広く)支援が始まることが目標です」と熱望した。

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