森香澄、初のキスシーンも現場は和やか「私の中でパンケーキでした」<情事と事情>
“人間の欲望”をテーマに制作されたLeminoのオリジナルドラマ3作品のうち第2弾となる倉科カナが主演を務める「情事と事情」が12月5日より独占配信開始。それを記念した先行プレミア上映・完成披露イベントが同日に都内で開催され、倉科、さとうほなみ、佐藤寛太、森香澄、寺西拓人、金子ノブアキ、真飛聖の7人が出席。撮影秘話などを語った。 【写真】色気たっぷり…!「情事と事情」でベッドシーンに挑んだ森香澄と金子ノブアキ ■“情事と事情”が絡み合う大人の恋愛群像劇 同ドラマの原作は、小手鞠るいによる同名小説。7人の男女がそれぞれ抱える事情が複雑に交錯し、やがて意外なつながりを見せていく、“情事と事情”が絡み合う大人の恋愛群像劇だ。裕福な家庭の娘として生まれ、装幀家としても活躍する主人公・結城愛里紗と双子の妹・島崎英里華を倉科が演じるほか、フリーライター・中条彩江子役をさとう、カメラマンとして独り立ちするために売り込み中の世良晴人役を佐藤、ホテルのティーラウンジでピアノを弾いているフリーター・玉木まりも役を森、恋人の営むバーでピアノを弾きながら気の向くまま暮らす佐藤玲門役を寺西、愛里紗の夫で、まりもと愛人関係にある結城修役を金子、ピアノバーの経営者バーテンダーで親子ほど年の違う玲門の恋人・水無月流奈役を真飛が務める。 一人二役を演じた倉科は「私、二役が結構多くて。ただ、同じシーンに二役が同時にいるのは初めてで、それはすごく難しかったです」と撮影の苦労を語り、「愛里紗が静で英里華が動なので、リフレッシュにはなりました」と笑顔で答えた。 共演シーンが多かったという佐藤とさとうは、共演してみて互いに「めちゃくちゃ楽しかった」と笑顔を見せるも、大変なシーンもあったそうで、さとうが「つらいシーンが増えてくると、現場の階段でうずくまってボーっとして」と当時の様子を再現し、佐藤が「大人の恋愛を描いているから付き合ってる建前を作り続けるんですけど、後半でそれが崩れてきて、本音がぶつかり合うシーンは朝から晩までこうでした」とぐったりした様子を見せた。そんな中で「つらいってことはちゃんとやれたってことだね」と2人で励まし合っていたことを口にした。 ■初のキスシーンも「現場は和やかでしたね」 作品の中で初のキスシーンに挑戦したという森と寺西。キスシーンについて森は「かなり現場は和やかでしたね」と話し、相手役の金子と「ずっとどんなパンケーキが好きかっていう話をして、彼は硬めが好き、私は軟らかいのが好きっていうディベートを合間にしていました」とコメント。さらに「私の中でキスシーンはパンケーキでした」と発言すると、「甘いね」と金子がツッコミを入れ、会場が笑いに包まれた。 続けて寺西に話が振られると「なんにも僕はひよることなくリードしていただいて、貴重な経験でした」と照れながら回答。すかさず倉科から「(キスシーンは)パンケーキでした?」と聞かれるも、とっさに返せず、周りのキャスト陣から「『パンケーキでした』でいいんだよ」といじられ、再び笑いが起きた。 ここで登壇者に自身の“表と裏の顔”についての共通質問が出されると、金子は「僕は子役出身で、コミュニケーションを取るのが得意じゃなくてずっと一人でいたりしていたんですけど、俳優をする上で大胆な役をやることで精神的にバランスが取れるようになったな」と回答。内面の奥を見せる回答が出たことで共演者が手を挙げられずにいると、続く寺西が「僕はお肉が好きそうに見えると思うんですけど…魚大好き!」とコメントし、「ハードルが下がった」と共演者を安堵(あんど)させた。しかし続けて、「本当は貝が好きで」と話すと森から「魚じゃないじゃん」とツッコまれてしまう。 続いて真飛は「私は宝塚(歌劇団)出身なので体が柔らかそうに見えるんですけど、ガッチガチです」と明かし、「顔で踊ってた~」とミュージカル風に告白。森は「私はあざといというイメージがあると思うんですけど、物がすごく多くて部屋の中がものすっごく汚いです。服とか入りきらなくて」と驚きの回答を披露し、「掃除が苦手で、全部ロボット掃除機にお願いしています」と笑顔で明かした。 最後に倉科は「大人のラブストーリーになっていて、上品で下品な欲望が渦巻いています。ここまでのディープなものはなかなか味わえないと思いますので、ぜひどっぷりとこの作品に浸かってください」とメッセージを送り、締めくくった。 ドラマ「情事と事情」はLeminoにて独占配信中。(全8話 ※1~2話は無料配信 毎週木曜更新) ◆取材・文・撮影=永田正雄