世間の空気が読めない“上級国民”セレブたちの炎上事件
グウィネス、ヴィクトリアなどなど「空気が読めない」という意味で“tone-deaf”なセレブたちが今ブーム(?) 「上級国民!」と彼らが批判を浴びた炎上事件をピックアップ。
グウィネス・パルトロウ
ライフスタイル・グル(?)のひとりとなったグウィネスは、数々の浮世離れ発言で炎上しているひとりだ。例えば初めて訪れたヨガ教室で受付の女性からヨガ体験を尋ねられて「あなたが今の仕事に就けたのは、私がヨガをやった恩恵よ(=ヨガをトレンドにしたのは私)」と新聞インタビューでポロリ。またヘルシー志向はいいけれど、「アルミに包まれたチーズを食べくらいならマリファナを吸う」発言はいかに? 『ELLE』UKのインタビューで「年収2万5000ドルの人間のフリはできない」とのたまった時には、女優なのに? と業界内外からバッシングされるハメに。正直すぎ? 写真:グウィネス・パルトロウ (Gwyneth Paltrow)
ヴィクトリア・ベッカム
コロナ禍で約30人の従業員を一時的に解雇し、イギリス政府が打ち出した企業支援策を受ける申請書を提出したことが発覚。これは一時解雇した従業員の給与の8割を国が援助するという制度。ベッカム夫妻といえばイギリスでも有数の富豪で、贅沢なライフスタイルは誰もが知るところ。コロナ禍で倒産する企業や閉店する店などが増えるなか、富豪が税金を使った支援を受けるなんて庶民の気持ちがまったくわかっていないという批判が噴出。また直後のプライド・ウィーク用に売り出したTシャツが90ポンド(約1万3000円)という強気な価格設定だったため、スパイス・ガールズを支持したLGBTQ+のおかげでセレブになれたことを忘れているという批判も! 写真:ヴィクトリア・ベッカム(Victoria Beckham)
クリス・エヴァンス
トランプ政権下で分断したアメリカを憂えたキャプテン・アメリカことクリス・エヴァンスが政治サイト「A Starting Point」をローンチさせたのが2020年のこと。民主党と共和党それぞれの意見を伝える中間的な立場に位置するサイトを目指しているらしいが、企画段階で使ったBoth Sideという言葉は、シャーロッツヴィルで白人至上主義者と反対派が衝突した際にトランプ大統領が使ったのと同じ!? まさにクリスの煮え切らない立場を表していて、現実に目を向けることを拒否したとしか思えないと悪評プンプン。しかも1月6日に起きたトランプ支持派による議事堂襲撃事件後も責任の追及を避けたツイートを続けていて、この御伽の国のイデオロギーで生きていくしかなさそう。 写真:クリス・エヴァンス(Chris Evans)