森川葵×松井玲奈×百田夏菜子 声優共演で知った互いの“演技力“
「おジャ魔女どれみ」20周年記念作品の映画『魔女見習いをさがして』(13日公開)でメインキャストを担当する、森川葵、松井玲奈、百田夏菜子。「憧れ」と語った“どれみ”作品への出演、互いの“声”を聞いた感想などについて迫った。 【動画】『魔女見習いをさがして』キャスト3人のインタビュー! 同作で3人が演じるのは、教員志望でありながらも、自信をなくして進路に戸惑う大学生・長瀬ソラ(森川)。望んだ仕事についたものの、職場になじめず葛藤する帰国子女の会社員・吉月ミレ(松井)。夢に向けて進学費用を貯めるも、ダメ彼氏に振り回されるフリーター・川谷レイカ(百田)。 年齢も性格も住んでいる場所も、なにもかもが違う3人は、それぞれ思いを描く未来が見えず、人生に絶賛迷い中。そんな彼女たちを引き合わせたのは「おジャ魔女どれみ」!? “好き”でつながる3人が、「おジャ魔女どれみ」ゆかりの地を巡る旅をする中で起きるちょっぴり不思議な奇跡を描く。旅の途中で3人が出会う大学生・大宮竜一役を三浦翔平が演じる。 ――本作では千葉千恵巳さんをはじめとする「おジャ魔女」声優たちとも共演を果たしましたが、収録を振り返ってみていかがでしたか。 【森川】みなさんが横に座って私たちが声を出す…なんだこの状況は! みたいな感じでした(笑) 【百田】こんな感じでやるんだよとお手本を最初にやってくださって「これ(タダで)見ていいものなんですか?」と感じました。「こんな感じだよ~」と言われたんですが、絶対できないと思いました(笑)。アフレコも終盤だったんですが、どうやってマイクの前に立てばいいのか、わからなかったです。 ――本作は、好きでつながった3人の旅が描かれますが、みなさんはなにか“好き”でつながったことはありますか。 【森川】自粛機関中にゲームをしていたんですが、オンライン上でずっと通話しながらできるようなゲームが増えていて、それがあったおかげで寂しい思いもしなくてすんだし、友だちと会っているような感覚にもなれました。ゲーム好きの友だちがいてくれてよかったなと思いました。 【松井】SNSやツイッターがまだそこまで発達していなかったときに、好きなアニメやファンサイトを見つけると「こんなに同じものを好きな人がいるんだ」と世界が広がる感じがありました。自分の内側に持っていたものがネットのおかげで広がって、陰うつとしなくなりましたね。 【百田】グループの中で、同じ漫画を読んでいるので、その会話が尽きないんです(笑)。一日中、その会話をしていていますね。共通の話題があって、みんなで同じものにハマっているときは、日常にさらに彩りを与えてくれるというか、楽しみも増えますし、会話も増えますし、すごく楽しいですよね。 ――お互いの声を聞いた感想を教えてください。 【森川】(松井演じる)ミレさんという役は、芯のある強い女性で。松井さんの声も芯があって意思がブレない感じがあって役とあっている声だなと。完成したのを見て、より「ミレさんだ!」というのを思いました。百田さんは幼少期のレイカを演じているんですけど、それがうまくてめちゃくちゃかわいくて。幼少期のしゃべり方もうまく使い分けていて、すごいなと思いました。 【松井】百田さんは幼少期を演じるのが一番多かったんですけど、泣いているお芝居がすごくうまくて感情移入しちゃいました。アフレコしているときは気づけなかったことがたくさんあるなと思いました。森川さんは普段よりも少し高めに声を作っていたので、それが普段の声質と違うような感じがして、本当の声優さんみたいだな…って、(今後)ほかの作品にも出てくるかもしれないなと思いました。 【百田】(森川に対して)すごい!と思って。自分の中でいろいろ思うところがあるって言っていたんですが「どこにそんなところがあるんですか!(笑)」みたいな気持ちになりました。松井さんはキャラの声のトーンが低いんですけど、声の高さを調整していたときから、私たちの軸になってくれていて、ずっと心強かったです。ミレさんもですけど、松井さんもかっこいいなと。アフレコのときから助けられていたので、本当にありがとうございます!