猛暑が来る前に始めておきたい、”暑熱順化トレーニング”とは?
暮らしの中で暑熱順化。
まず手軽な方法が入浴。「疲れや不調は、なるべくその日のうちにリセットを。シャワーだけで済ませず、10~20分程度でも湯船に浸かると汗が出ます」と久手堅さん。 日本気象協会では全身浴(2日に1回程度)のほか、ウォーキング30分、ジョギング15分(共に週5回程度)、サイクリング30分(週3回程度)、筋トレ・ストレッチ30分(週5回~毎日)などを推奨。 「あくまで目安なので、軽く汗ばむ運動を無理のない範囲で行い、通勤や買い物など日々の生活にできる範囲で取り入れて。サウナの場合、体調に気を付けて、自分のペースで安全に汗をかくのが前提です」と泉澤さん。「汗を出すのが目的なので、くれぐれも無理をしないことが大切です」(久手堅さん)
泉澤里帆 さん いずみざわ・りほ 一般財団法人日本気象協会「熱中症ゼロへ」リーダー 熱中症予防指導員。「熱中症ゼロへ」プロジェクトのリーダーを務め、早い時期から熱中症へ備えることの重要性を呼びかけている。
久手堅 司 さん くでけん・つかさ せたがや内科・神経内科 クリニック院長、医学博士 「自律神経失調症外来」「寒暖差疲労外来」などで患者に寄り添った診療が話題に。『毎日がラクになる! 自律神経が整う本』など監修本や著書多数。
撮影・青木和義 イラストレーション・小林マキ スタイリング・高島聖子 ヘア&メイク・坂西 透 モデル・希実 文・オカモトノブコ 撮影協力・UTUWA
『クロワッサン』1118号より
クロワッサン オンライン