神戸・吉田監督、決勝点呼んだ『切り札』佐々木大樹を大絶賛「今日の勝利は大樹なしでは無理だった」【サッカー天皇杯】
◇23日 サッカー天皇杯決勝 G大阪0―1神戸(東京・国立競技場) サッカーの第104回天皇杯全日本選手権は23日、東京・国立競技場で決勝が行われ、神戸がG大阪を1―0で破り、5大会ぶり2度目の優勝を飾った。後半19分、神戸FW宮代大聖(24)が決勝点を挙げた。 後半途中に投入されたMF佐々木大樹(25)が最前線でつぶれ役となり、決勝点を呼び込んだ。佐々木は天皇杯3回戦・徳島戦(鳴門大塚)から4試合連続で得点を挙げていたため、「決勝戦にスタートで使うかどうか迷った。勝つために試合の流れを変えられる選手を置いておきたい。きょうは佐々木がスタンバイから流れを変える役割になった」と吉田監督。 佐々木が期待通りの活躍を見せ、指揮官からは賛辞の言葉が止まらなかった。 吉田監督は「彼自身、嫌な顔をせず、スタートで出たい気持ちを抑えて、『チームのために、途中からでも絶対に活躍する』と僕と話していた。彼の成長、彼自身がたくましくなっている。チームのことも考えられるようになっている。人としての成長でもある。今日の勝利は(佐々木)大樹なしでは無理だったし、役割に徹してくれた」と笑顔だった。
中日スポーツ