カブス「鈴木誠也」にトレードはあるか? カギを握るのは「凄腕代理人」よりも美貌の「家庭内代理人」
もう一人の強力な代理人
代理人のウルフ氏は「断れないシナリオを」と恐れていたが、内容次第では、鈴木が野球少年たちと女性ファンの敵役になってしまうこともあるかもしれない。 「鈴木はカブスと契約した際、トレード拒否の条項を得ています。球団は鈴木の了承を得なければ、トレードの話は進められません」(前出・同) 気になる情報もある。鈴木の代理人はウルフ氏だけではなく、もう一人、より強力な“代理人”が存在するのだ。 米球界挑戦を表明し、現在の佐々木のように複数球団のプレゼンテーションを受けていた21年オフのこと。鈴木は元新体操選手の畠山愛理夫人も同席させている。球団側が夫人にも配慮し、「質問はありませんか」と尋ねたときのことだ。 「住環境に関する質問がありました。『日本の食材を扱うスーパーマーケットもあるそうですが、この食材は入手できるのか』とか、物価やジュニアハイスクールの様子、税金のことなど質問が具体的で細かく、球団も驚いてしまいました。どの球団に対してもそうだったと聞いています。ある球団のスタッフは『アナタは代理人も務まりますよ』と夫人を褒めたそうです」(ア・リーグ中地区球団スタッフ) 愛理夫人は現役時代、長期の海外合宿を何度も経験し、衣食住で苦労した経験もあったからだろう。シカゴでの住環境を気に入り、カブス入りを決めたとも言われているだけに、トレード拒否条項を破棄するかどうかのカギを握るのは鈴木ではなく、夫人かもしれない。 優秀な“家庭内代理人”の目に、ドジャースの本拠地・ロサンゼルスはどう映っているのか。ドジャースはまだ両翼のレギュラー外野手が決まっていない。 デイリー新潮編集部
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