【中国】中国のウエアラブル端末出荷、2Qは11%増
米調査会社IDCは5日、中国の2024年第2四半期(4~6月)のウエアラブル端末出荷台数が前年同期比10.9%増の1,554万7,000台だったと発表した。世界平均は0.7%減の4,374万4,000台で、中国が市場の3割強を占めた。 中国のスマートウオッチの出荷台数は18.7%増の1,114万台。リストバンド型ウエアラブル端末の出荷は4.8%減の441万台だった。 メーカーは価格1,000元(約2万200円)以下の製品の投入を増やしており、価格、デザイン、ブランドなど消費者の選択肢が広がっていることが市場の拡大につながっている。大手メーカーが自社の旗艦製品のプロモーションを例年より早く打ち出していることも、出荷量の拡大に一定の効果を生んでいるようだ。 メーカー別のシェアは、首位の華為技術(ファーウェイ)が38.4%と前年同期から7.2ポイント拡大。2位の小米科技(シャオミ)は18.8%と5.6ポイント下げ、3位の歩歩高は2.7ポイント上昇の18.4%とシャオミを追い上げている。 4位は米アップルで0.8ポイント下落の6.1%、5位は栄耀終端(オナー)で0.5ポイント下落の2.2%だった。 4~6月の世界市場のメーカー別シェアでも、ファーウェイは20.3%を占め首位。新製品の投入で出荷量は42.1%増えた。2位はシャオミで13.5%、3位はアップルで13.1%だった。