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『世界の街道をゆく』1回のロケで撮る動画は80時間ぶん

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SmartFLASH

 ミニ番組ながら、思わずその映像の美しさに見とれてしまう『世界の街道をゆく』が、放送10周年を迎えた。番組スタッフが厳選した写真で、つかの間の「誌上海外旅行」を味わおう!  現在、「1カ月で3カ国程度を取材し、帰国後3カ月かけて編集」という年間スケジュールで番組に携わる、ディレクターの狩野喜彦氏。 「1回のロケで、写真が約1万枚、動画が80時間ほど。それを2分5秒の番組20本分に編集するんです。信じられない世界でしょ?  この番組の魅力は『動画と静止画の融合』。動画は記録で、写真は記憶です。人間の目が持っていないストップモーションと、時間の流れをとらえる動画を織り交ぜ、旅情を伝えます」  撮影前、ロケハンはしないという。 「人間の想像力には限界があるので、決めないで行ったほうがおもしろいものが撮れるんです。苦労もまた、楽しい思い出です(笑)」(狩野氏、以下同)  番組内で使われる機材は、一般にも身近なキヤノンのレンズ交換式カメラ「EOSシリーズ」。10年ほど前、EOS初のフルハイビジョン動画撮影機能がついた機種が発売されたことがきっかけで番組が始まった。 「機材が軽量化され、機動力がアップ。撮影が身軽になりました」  技術の進歩が、名番組を生んだのだ。それでは以下で、番組の名場面をお届けしよう。

(1)アルゼンチン・チリ「地平の果てへと続く道・パタゴニア」  南極のすぐそば、南米大陸の南部に広がるペリト・モレノ氷河に向かう街道。 「氷河ツアーは65歳までと年齢制限があり、撮影当時、僕はギリギリ(笑)。強風で、吹き飛ばされそうになりながらの撮影でした」(狩野氏、以下同)

(2)イタリア「ゲーテの道/光を求めて」  2009年8月、記念すべき番組最初のロケが、この地でスタートした。ゲーテが2年間かけてめぐった、ドイツのワイマールからシチリアまでをたどった。まだ試行錯誤のなかでの撮影だった。

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