9月のビッグマッチを控えるゲンナジー・ゴロフキン 対戦相手のカネロ・アルバレスに「もっと謙虚に」なるよう諭す | ボクシング
ゲンナジー・ゴロフキンが北米で放送される『DAZN Boxing Show』に出演。番組でも落ち着いた人柄を見せた。 さすがのゲンナジー・ゴロフキンもビッグマッチを前に緊張しないということはないだろう。だが、誰もが待ち望んだサウル"カネロ"アルバレスとの3戦目を控えていても、現IBF、WBAミドル級世界王者は落ち着いているように見える。 日本時間土曜日にロサンゼルスで、同火曜日にニューヨークでそれぞれ行われた記者会見で、カネロは攻撃的な姿勢を見せた。一方のゴロフキンは終始落ち着いており、このメキシコ人の挑発に引き込まれることはなかった。 北米を中心に放送される『DAZN Boxing Show』に出演した際にも冷静で落ち着いた様子を見せたゴロフキンは、9月17日(現地時間)の大一番に向けて何のプランも立てていない様子であった。これはアルバレスがノックアウト勝利を狙っているのとは対照的だ。 「私たちにはそれぞれゲームプランがある。実際にどうなるかは誰にも分からない」とゴロフキン。 「今予想を立てても、違った結果になるだろう」 40歳のゴロフキンはカネロにアドバイスを送った。カネロは2度の記者会見の間、自身の煮えたぎる感情を臆さず表に出していた。 「彼の立場に立って考えてみれば、自分の階級に上げてくる40歳の男に出会ったとしたら、そんなに声を張り上げて物を言わないようにするだろう」 「私ならもっと謙虚になるね」 「大声で『自分の問題だ』とか言っていたのをずっと聞き続けている。自分の問題なら、この4、5年あなたはどこにいたんだ?」 「私と試合を組もうとすればよかったじゃないか。私はずっとここにいたんだから」
Matt Astbury