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大きなネズミを食べるサルに「驚いた」 マレーシア科学者

配信

The Guardian

 パーム油の原料となるアブラヤシのプランテーション(大規模農園)で、ブタオザル(ヤシザル)がヤシの実を食い荒らす大型のネズミ(ドブネズミ、クマネズミ、ラット)を日常的に殺して食べていることが、マレーシアでの研究で明らかになった。自然環境中でサルがネズミの駆除役を担っていることになる。  ブタオザルは果実を中心に時折トカゲや鳥を食べると考えられてきたため、農園で大きなネズミを食べていることを発見した科学者らは「驚いた」と話している。  米科学誌カレント・バイオロジーに先月発表された報告書の執筆者らは、ブタオザルは一般的に害獣とされてきたが、ネズミを食べていることで、むしろ作物の損失を減らしていると述べている。  共著者の一人、マレーシア科学大学のナディーン・ルパート上級講師(動物学)は「ブタオザルが農園でネズミを食べているのを最初に見たときは驚いた」「ブタオザルが比較的大きなげっ歯類を狩ることも、そもそもこれほど肉を食べることも予想していなかった」と語った。  報告によるとブタオザルの観察は2016年1月から2018年9月まで、マレーシアのセガリ・メリンタン森林保護区周辺の複数のプランテーションで行われた。ブタオザルの群れは平均44匹から成り、毎年約3000匹のネズミを殺していた。アブラヤシの実のうち、ネズミが食べて被害を受けるのは平均10%、ブタオザルが食べて被害を受けるのは0.54%で、研究者らはネズミを食べるブタオザルは総合的に作物の保護に役立っていると述べている。  マレーシアは世界屈指のパーム油生産国で、年間約1950万トンを生産する。これは世界の生産量の約30%に当たる。パーム油は世界で最も人気の高い植物油で、シャンプーから口紅、パン、チョコレートに至るまで多くの製品に使用されており、洗浄剤やバイオディーゼルなどの燃料の原料としても使われている。 【翻訳編集】AFPBB News 「ガーディアン」とは: 1821年創刊。デーリー・テレグラフ、タイムズなどと並ぶ英国を代表する高級朝刊紙。2014年ピュリツァー賞の公益部門金賞を受賞。

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