【下関ボート(ナイター)SGチャレンジC】寺田祥「下関で開催の時点で優勝を狙ってきた」/川野芽唯は滑り込みで優出切符
<23日・下関ボート・5日目> 【ボート王国 九州・山口!】 きっちりと優出を決めた。SGの準優勝戦トップバッターで1号艇を務めた寺田祥は「様子を見ながら」と行ったスリットでは2号艇の土屋智則に先行を許す形になったが慌てず騒がず。1Mを回ると後続とのリードを一気に広げ悠々の独り旅。グランプリ出場を懸けた最終決戦に駒を進めた。 今節はここまで「全部いいけど、伸び寄りですかね。出足も悪くない」と万全の機力で上位着をまとめてきた。優勝戦へも「現状維持ですかね」と相棒への信頼も変わらない。迎える3号艇には「イチかバチかの3カドですか。Sはあまり自信がない。直前で考えます」とVに向けて、でき得る策は全て講じる心づもりだ。「チャレンジカップが下関で開催される時点で優勝を狙ってきた。グランプリはその結果」。年末決戦より何よりも狙うは地元でのSGVのみ。「ツボ(坪井康晴)と河合(佑樹)君の足がどれくらいかは分からないけど、優勝を目指してやるだけ」。地元で最高の結果を出して大逆転で年末の大舞台に立つ。
GⅡ女子戦では川野芽唯が最後の優出切符をゲット。予選ラストは4着と得点を伸ばせなかっただけに「(優勝戦に)乗れるんですか」と本人も半信半疑だったほど。「一瞬、3等を走っていたのに。技量不足です」とレース内容を反省したが、4着に踏みとどまったからこそクイーンズクライマックス出場への道がつながった。 優勝戦は6号艇となるが、「厳しい戦いになると思うけど、チャンスがあるなら頑張りたい」と可能性がある限りは一切諦めるつもりはない。「6枠なのでしっかりいい配当を出せるように。いい配当をつけて、それでまた年末に買ってもらえるように頑張りたい」。ビッグな配当を提供するとともに、自身も今年最後のビッグレース出場切符をつかみとる。