大阪出身カナダで国際線CAになった男性「オカンを自分が働く飛行機に乗せる」夢叶え。パニック障害になったことも
フライトアテンダントならではの旅の裏技
海外旅行をしたら、まずチェックしてほしいこと。それは「ホテルのベッドの4隅」。Ryucrewさんいわく、ベッドの4隅にひそむのが「ベッドバグ」。 吸血性の害虫で、主にベッドや寝具に生息し、人間の生き血を吸うのだとか。刺されるとかゆみや皮膚炎を引き起こす、トコジラミとも呼ばれています。大切なのは「自分の荷物をベッドに置く前に調べること」。ベッドバグは目に見える大きさなので、見つけたら即フロントに連絡すべし。 飛行機内のハプニングといえば、座席周囲で起こる失くしもの。携帯電話やモバイルバッテリーなど、小型の精密機械をシートの下に落としてしまったら。あせって探しますよね。 でもちょっと待って。「リチウムイオンバッテリーが、衝撃を加えることによって出火するケースが多発発生」することも。 実際、注意喚起アナウンスもあるそうなので、何か物を落としたら躊躇(ちゅうちょ)せず、フライトアテンダントを呼びましょう。
海外に行きたいけれど、飛行機が不安
海外に行きたい、でも持病があるから心配。こんな人も予想外に多いといいます。特にパニック障害や閉所恐怖症で悩む人へ、Ryucrewさんがカミングアウトしたのが、Ryucrewさん自身がパニック障害だったこと。 飛行機内は、いわば非日常空間。気圧や気温の変動により、体内時計も乱れます。事実、自律神経の乱れから心身不調におちいるクルーもいたそうです。 「パニック発作を経験した今は、同じ悩みや不安を持つお客様に向き合い、自分なりに親身に寄り添うことができるようになった」と語るRyucrewさんからは、心の底から海外への旅、そして飛行機を楽しんでほしいというやさしさがあふれています。 「不安な時は遠慮せず、フライトアテンダントに声を掛けてください」という言葉だけで、海外旅行へのハードルが下がりませんか。搭乗者にとって、フライトアテンダントは頼るべき存在だと、あらためて実感できました。