“したたかな”マンUが狙いを完遂! 堅守に屈したリバプールは手痛いスコアレスドローで首位奪還ならず
大一番らしい攻防戦に
現地時間1月17日に開催されたプレミアリーグ第19節で、南野拓実が所属するリバプールは、本拠地アンフィールドにマンチェスター・ユナイテッドを迎え撃った。 【動画】伝説のゴラッソを厳選! リバプール×マンUの歴代TOPゴール5選 プレミアで11戦負けなしと怒涛の勢いで首位に立ったマンチェスター・Uを、勝点3差で追うリバプールはスタメンの一部を変更。この試合がホームデビュー戦となるチアゴを起用したほか、シャキリをプレミアでは19年12月以来となる先発で抜擢した。注目された南野はベンチスタートなった。 今シーズンのリーグの行方も占う大注目の“ナショナルダービー”は、序盤からホームチームが主導権を握る。出足の鋭い、激しいフォアチェックでことごとくボールを奪取すると、ゲームメイカーのチアゴを起点に小気味いいパスワークを展開。一方、守戦を余儀なくされたアウェイチームもコンパクトな陣形を保って隙を与えずに試合を進めた。 その後も、“攻める”リバプールと“守る”マンチェスター・Uという構図で、緊張感のある攻防が続いた前半は、スコアレスで折り返しとなった。 迎えた後半も前半と同様の構図で進んだ。キックオフ直後からスピーディーな仕掛けを見せて攻勢を強めたリバプールに対し、マンチェスター・Uは自陣でどっしりと構えて、速攻からの得点機をしたたかに狙い続けた。 61分にサラーがエリア内で決定機を迎えたが、フェイントを交えてから打った狙いすましたシュートは相手DFのブロックに阻まれる。 高い集中力を保ち続けた両軍はそれぞれビッグチャンスを作る。74分にマンチェスター・UはB・フェルナンデス、77分にリバプールのチアゴが、それぞれ渾身のシュートで敵ゴールを狙うも、いずれも相手守護神のファインセーブに阻まれる。 残り時間が10分を切ったところでマンチェスター・Uはラストスパートをかける。83分にはポグバが敵エリア内で強烈なシュートを放って相手ゴールを脅かしたが、ここでもレッズの守護神アリソンの好守に阻まれてしまう。 大一番らしいスピーディーかつアグレッシブな攻防が随所で見せあいながらも、アウェイチームが守備に重きを置いた戦いを貫いたダービーは0-0で終了。勝点1を手にしたマンチェスター・Uが首位の座を堅持した。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部