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「ごくせん」「野ブタ」人気に見えたテレビの矛盾

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東洋経済オンライン

 コロナ禍による撮影休止で「半沢直樹」(TBS系)「ハケンの品格」(日本テレビ系)などの春ドラマが延期に追い込まれ、今なお「第1話すら放送されない作品が大半を占める」という異常事態が続いています。 【写真】新垣結衣さんの好演が今でも光る「逃げ恥」の名シーンなど  そんなテレビ局にとっても視聴者にとってもネガティブな状況の中、唯一の収穫と言えるのは、代わりに放送されている再放送ドラマに評判のいい作品が多いこと。  その中心を占めているのは、「下町ロケット」(TBS系2015年)、「99.9 –刑事専門弁護士-」(TBS系2016年)、「奥様は、取り扱い注意」(日本テレビ系2017年)、「アシガール」(NHK2017年)、「過保護のカホコ」(日本テレビ系2017年)、「グッド・ドクター」(フジテレビ系2018年)、「中学聖日記」(TBS系2018年)、「ノーサイド・ゲーム」(TBS系2019年)などの2010年代後半に放送された作品です。

 未公開カットや新撮カットを盛り込んでファンを熱狂させている「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系2016年)は別格として、その他の作品は記憶に新しいこともあって、ネット上の反響はそれほど大きくありません。 ■10年以上前に放送された作品への反響  一方、「愛していると言ってくれ」(TBS系1995年)、「古畑任三郎」(フジテレビ系1999年)、「ごくせん」(日本テレビ系2002年)、「野ブタ。をプロデュース」(日本テレビ系2005年)、「JIN -仁-」(TBS系2009年)など、10年以上前に放送された作品への反響は大きく、「今見ても新鮮」「やっぱり名作」「もう一度見られてよかった」などの好意的な声を集めているほか、世帯視聴率も上々の結果を叩き出しています。

 この流れを時系列で見ていくと、4月18日から5月3日まで放送された「JIN -仁-」が土日午後の放送であるにもかかわらず6回すべてで2ケタ視聴率を記録。続いて5月16日に「古畑任三郎」が放送され、ともにネット上の反響が大きかったことを受けて、5月31日に「愛していると言ってくれ」、6月3日に「ごくせん」がスタートしました。さらに6月6日にも「GTOドラマスペシャル」(フジテレビ系1999年)が放送されるなど、「ひと昔前のドラマを再放送しよう」という動きが生まれています。

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