卓球・世界ランキング 日本勢は伊藤が3位 女子ダブルスでは長﨑/木原が1位
国際卓球連盟(ITTF)は26日、1月第4週の世界ランキングを発表した。2021年より世界ランキングは新方式となり、以前の月1回の更新から毎週火曜日に1回更新される形式に変更された。 【写真】世界ランキング9位に入っている石川佳純 1月は国際大会がなかったため、1月1週目の発表から順位は変わらず、日本では張本智和(木下グループ)が男子5位に、伊藤美誠(スターツ)が女子3位に入っている。
新しい世界ランキング方式
2021年、ITTFは新大会WTTを開始する。現行のワールドツアーやチャレンジシリーズなどの個人戦の大会は、WTT構想のもと、新たな名称、新たな形式の大会に置き換えられる。 そのため、新しいランキング方式にはグランドスマッシュ、WTTカップファイナル、WTTチャンピオンズ、WTTコンテンダーシリーズの各大会が組み込まれた。頂点と位置付けられている大会「グランドスマッシュ」の優勝者には、世界選手権や五輪と同等の2000ポイントが与えられる。また、世界選手権やワールドカップなどで獲得した世界ランキングポイントは次回開催まで有効となっていたが、今回の規定変更では、有効期間は1年となった。 今回、WTTの追加とともに、ランキングの発表タイミングが週1度となった。ITTFの発表によると、選手のエントリーやトーナメント構成にバリエーションを持たせ、選手の順位変動を大きくするとともに、ランキングを通じた盛り上がりを生み出すことでファンを魅了したい、という背景があるようだ。
WTTコンテンダーとWTTスターコンテンダー
直近の大会では、2月28日~3月6日のWTTコンテンダー、3月6日~3月13日のWTTスターコンテンダーがともにカタール・ドーハで開催される。それぞれ優勝者には400ポイント、600ポイントの世界ランキングポイントが与えられる。 <WTTコンテンダー> WTTコンテンダーは、シングルスの本戦は男女各32名、ダブルスは男女混合各16ペアで争われる。予選は、シングルスでは男女各96名、混合ダブルスでは男女各32組の選手が出場する。 賞金総額200,000ドルが割り当てられており、世界ランキングポイントはシングルス優勝者に400ポイントが付与される。 <WTTスターコンテンダー> WTTスターコンテンダーは、シングルスの本戦で男女各48名、ダブルスの本戦で男女混合各16ペアで争われる。予選は、シングルスでは男女各64名、混合ダブルスでは32ペアで構成される。 賞金総額は400,000ドルとなっており、世界ランキングポイントはシングルス優勝者に600ポイントが与えられる。