“ただいま成長中”なSKE48研究生の新公演がスタート「10期生で新公演というのが一つの目標でした」
2月27日、SKE48研究生の新公演「We’re Growing Up」公演が名古屋・栄にあるSKE48劇場で行われ、10期研究生の青木莉樺、石塚美月、伊藤実希、鬼頭未来、澤田奏音、杉山歩南、西井美桜、林美澪が出演。研究生公演としては、2017年4月に始まった「青春ガールズ」公演以来、約4年ぶりの新公演となった。 【写真を見る】犬耳のカチューシャを着けて登場した杉山歩南 公演は石塚と伊藤がWセンターを務めた「チャイムはLOVE SONG」からスタート。続く「校庭の仔犬」では杉山が犬耳のカチューシャを着けて登場し、8人でキュートなパフォーマンスを見せた。 セットリストにはSKE48劇場公演の代表曲とも言える「恋を語る詩人になれなくて」や、2020年のお披露目で歌った「渚のイメージ」などがラインアップ。アンコールでは、最新シングルの「恋落ちフラグ」や、今回の公演名になった「We’re Growing Up」などを披露した。 また、全12曲の公演終了後には囲み取材が行われ、メンバーが公演を終えたばかりの気持ちを明かした。 ■「We’re Growing Up」公演 終演後囲み取材メンバーコメント ――公演を終えた今の率直な感想は? 青木:10期生で新公演をやらせていただくというのが一つの目標でした。(コロナ禍で)この1年思うように活動することができなくて、悔しい気持ちや不安な気持ちもあったんですけど、こんなに早くその目標を達成することができるとは思っていませんでした。この新公演に関わってくださった全ての方に感謝の気持ちでいっぱいで、これからも見守っていただければいいなという気持ちです。 西井:この1カ月間…(感極まって涙を流す)、みんなで協力して作り上げていくのとても楽しくて、同期で支え合って初日を迎えることができて、とても楽しかったです。 鬼頭:今回こうやって「We’re Growing Up」という新公演をやらせていただけて本当にうれしいです。加入してから思うように活動できなかった時間が多かったので、この短い期間で私たちが、先輩方がやってらっしゃった曲をやらせてもらえるなんてっていう感じです。 でも、新公演を8人でやらせていただくからには10期生みんなの個性を出し合って、「10期生だからこの公演はいいよね」って思ってもらえるような公演を、今後作り上げていくことができたらなと思います。 石塚:最初、新公演をやると決まった時はうれしさももちろんあったんですけど、不安もやっぱりありました。でも、こうしてまず初日を迎えることができて、すごくうれしいです。これからもっともっと完成度を高めていけたらいいなって思います。今回のレッスンを通して「10期生いいな」って私自身思えたので、これからも10期生でたくさん絆を深めていきたいなって思いました。 伊藤:新公演をやると決まった時はただ単純にうれしかったです。でも、レッスンをやっていくうちに、一から作り上げていくことって難しいんだなって思いましたし、楽しさだけじゃないことを知りました。その中で表現の仕方とか、うまく伝えられるかとかが分からなくて、悩むこともたくさんあったんですけど、みんなでアドバイスし合ったり、たくさん話をして、10期生の絆が深まってきたんじゃないかなって思います。今公演を終えて、改めて自分が10期生でよかったなって思いますし、10期生のことが本当に大好きだなって思いました。 林:私はまずこの公演をやるとなった時に、楽しみという気持ちもあったんですけど、それよりも不安な気持ちが勝ってしまっていました。本当に心配だったんですけど、レッスンを重ねていくうちに、みんなまとまってきて「10期って本当にすごいな」って思えたし、本番もみんな笑顔でキラキラしていて、最初は想像できなかったことがたくさん見つけられてよかったです。 劇場でリハーサルもしたんですけど、本番になってファンの皆さんがペンライトを振ってくださっている景色を見て、この公演でこの景色を見ることができて本当に幸せでした。 杉山:私は今までの人生で勉強ができたわけでも、スポーツが得意だったわけでもなくて、何かに一生懸命になるってことがあまりなかったんですけど、このレッスン期間は人生で一番、一つのことに頑張れたというか、「今日やり切った!」と思える日になりました。 みんなの頑張りを見ているのも好きで、みんなが隙間の時間に一人で練習している姿とかを見ると「自分も頑張らなきゃ」と思うし、そういう場面がたくさんあったので「10期ってすてきだな」って思いました。 今日に懸ける思いが強くて、みんなが各自で頑張ってきたからこそ、このすてきなステージができたと思うので、私もみんなに負けずに頑張っていきたいと思います。 澤田:まずこうして初日を迎えられたことが本当にうれしかったです。“初日”っていう1回しかない日がもう終わっちゃったんだっていう、あっという間でちょっと寂しいような気持ちもあるんですけど、本当に楽しくパフォーマンスすることができたなって思います。みんなで助け合ってレッスンしてきて、合わせるところとか、難しいところもたくさんあったんですけど、こうやってみんなで初日を迎えられてよかったなって思います。 ――静岡エコパアリーナのコンサートで、「渚のイメージ」でパフォーマンスを初披露してから1年たって迎えた新公演ですが、この1年で自分が成長したと思うのはどんなところですか? 青木:やっぱりダンスが成長したなというか、1年前に比べたら自分の意識も変わりました。加入したばかりの頃は先輩方と関わる機会も少なくて、SKE48への気持ち自体が今比べたら、軽かったわけじゃないんですけど、ちょっと違ったなと思っていて。 それがダンスにも表れて、練習時間は遥かに増えたなと思いますし、SKE48が生活の一部になっていくことが実感できて、その中にSKE48の象徴であるダンスがあって、成長したので注目していただきたいなと思います。 西井:私は表情です。エコパアリーナのレッスンの時は笑うこともできなかったんですけど、劇場公演でファンの方を前にすると自然と笑うことができて、「もっとこう見せたい」と思って研究するようになったんですけど、それでもまだまだだと思うので、これからも研究していきたいと思います。 鬼頭:私はダンス未経験で加入したので、エコパアリーナで「渚のイメージ」をやらせていただいた時は立ち位置を覚えることも初めてでしたし、踊りを振付師さんから一から教えていただくってことも初めてでした。 どういう踊りが正解というか、どういう踊りがファンの方にカッコ良く思ってもらえるかも分からない状態だったんですけど、今はアドバイスをいただいて少しずつ踊り方も変わってきましたし、先輩方を見て「こういう踊りをしたい」って研究して、自分が踊りたい踊り方に近付けているんじゃないかなって思います。 石塚:私もダンスで、エコパアリーナの時はステージに立って踊ることに緊張して、レッスンよりも縮こまってしまったんですけど、この1年、この劇場でたくさん公演をやらせていただいて、緊張にはまだ慣れないんですけど、お客さんを前にしてちゃんと踊ることができるようになりました。踊り方も、カッコ良くとか、柔らかくとか、いろいろ学べたかなって思います。 伊藤:「渚のイメージ」を披露したときはただ笑顔で歌って踊るということしかできなかったんですけど、今は曲によって切ない表情とか、カッコ良い表情とかを研究してできるようになりました。 あと、一番大きく変わったのはSKE48に対する思いです。高校生で加入したので学校と両立しながら活動しているんですけど、今高校3年生で進路を考えるようになって、「今はSKE48で頑張りたい」って思わせてくれたSKE48なので、これからもっと強い思いで、覚悟を決めてやっていきたいと思います。 林:私はダンスや表現力です。踊り方がアイドルらしくないというのが1年間抱えてきた悩みだったんですけど、踊っているうちにだんだんどういうところをきれいにすればいいのか、丁寧にすればいいのか分かってきて、メリハリを付けて踊ることができるようになったので本当によかったです。 表現力は、SKE48に入ってファンの皆さんにパフォーマンスを披露する上で、表現力も極めていかないとなって思っていたんですけど、劇場公演で席にファンの方がいると本当に気持ちも上がって、表現も自然とできるんだなと思ったので、それが1年前と変わったんじゃないかなって思います。 杉山:私は表情が変わったかなって思っています。今日は1年前にやった「渚のイメージ」も披露したんですけど、実希ちゃんと同じで私も1年前は笑顔でやることしか知らなくて。でも、「渚のイメージ」1曲の中でも全力笑顔とか、ちょっとほほ笑むとか、切ない表情とか、歌詞によっていろいろな表情ができるようになったので、いろんな「渚のイメージ」を見てもらえるようになったかなって思います。 澤田:私はSKE48をあまり知らないで加入したので、劇場公演というものもよく知らなかったんです。エコパアリーナの時は、ステージに立つことができてうれしいという気持ちしかなかったんですけど、劇場公演に出るようになって気付いたのは、目の前にファンの方たちがいて、アイコンタクトを取ったりできることが劇場の良いところだなって。回を重ねるごとに「次は指さしをしてみよう」とか、ファンの方との交流を楽しめるようになったかなって思います。 ――この公演に向けたレッスンの中で、絆が深まったなと感じた出来事はありましたか? 青木:一つの公演を作り上げるということが初めてだったので、曲のイメージとかをみんなで合わせるというのが大変で、表情が人によって違ったりするので、それについて話し合ったり、公演への思いをみんなで話し合ったりした時に「10期生っていいな」って思いました。一緒に練習する中でつらいこととか不安なこともあったんですけど、そういうときは必ず誰かが声を掛けてくれるので、そんなときに絆が深まったなって思いました。 澤田:10期生は“助け合う期”なんじゃないかなって感じます。気持ちの面でもパフォーマンスの面でも、一人でどうにもできなくて困ってるときには誰かが声を掛けて、手を差し伸べていましたし、反省会でも、みんな自分のことだけじゃなくて周りのこともよく見えているなって。みんなで声を掛け合って、みんなで新公演を作ることができたと思うので、そういうところで絆が深まっていったんじゃないかなって思います。 鬼頭:以前よりも話し合いをする機会が多くなったんですけど、年齢もバラバラだから、意見が言いにくいって子もいて、今までは意見を言う子が決まっていたんです。でも、意見をあまり出さなかった子が出してくれるようになったり、踊ってるときに「ここ間違ってたよ」とか教え合える仲になってきて、10期生も変わってきたなって強く感じました。 7人でリハをやって私が見学するという機会もあったんですけど、そろっているところも多かったし、自然に「ここはこう合わせよう」って言い合えていることがすてきだなって思いました。 林:新公演に向けたレッスンで顔を合わせる機会が増えて、自然と絆も深まっていったかなって思うんですけど、それだけじゃなくて。1年前はみんなで集まって練習しているとき、入ったばっかりだったから私はみんなとどう接していいのか分からなくて、緊張したりもしていたんですけど、みんな優しいので今は仲良くしゃべれますし、振りを間違えたときも指摘してくれるし、私も意見を言えるようになったので、そういうところが良くなったかなって思います。 伊藤:私は今日の公演でも泣いちゃったんですけど、そういうときも一緒に泣いてくれるメンバーがいるというか、同じ気持ちでいてくれるメンバーがいることがうれしかったです。レッスン中もうまくいかなくて泣いてしまうこともあったんですけど、そういうときに年下の美澪ちゃんも、年上の莉樺ちゃんも、年齢に関係なく駆け寄ってきてくれて、声を掛けてくれたことがすごくうれしかったです。 石塚:レッスンが終わってそれぞれが個人練習をしている時に、誰かが音楽を流すと自然と集まってきて一緒に練習してくれたりする、そういう積極性がいいなって思ったし、一緒に練習すると間違えたところを教え合うことができるので、そういうところもすごくいいなって思いました。 西井:私も悩んだりすることがたくさんあったんですけど、みんな話を真剣に聞いてくれましたし、みんなで仲良くレッスンできて、絆が深まったなって思いました。 杉山:何気ないレッスンの合間とかに、みんなでちょっとしたコミュニケーションを取る数も増えて、それで前よりも仲良くなれたかなって思うし、絆も深まったんじゃないかなって思います。 ■「We’re Growing Up」公演セットリスト overture 1. チャイムはLOVE SONG 2. 校庭の仔犬 3. ウイニングボール 4. 今 君といられること 5. Doubt! 6. 恋を語る詩人になれなくて 7. 拗ねながら、雨... 8. 渚のイメージ 9. 水のないプール EN1. ピノキオ軍 EN2. 恋落ちフラグ EN3. We're Growing Up