福島県鮫川村がアニメ作品に 「海ノ民話」プロジェクト 日本昔ばなし協会が発表 年内に完成予定
日本各地の海にまつわる民話を発掘し、アニメーションにして次世代に語り継ぐプロジェクト「海ノ民話のまち」に福島県内の鮫川村が選ばれた。日本昔ばなし協会が28日、発表した。県内では2作品目となる。 日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環で、2018(平成30)年度に始まった。これまで全国各地に伝わる民話27本をアニメ化した。 今回制作する民話は、「鮫川」の名前の由来が分かる「化身した黄金の鮫」で約5分のショートアニメとなる。県内1作目となった、いわき市の「いわき鮫川のサメ伝説」のショートアニメと同じく、アニメーターで「宇宙戦艦ヤマト」などで作画監督を務めた湖川友謙さんが制作を担当する。 ショートアニメは年内完成の予定で、来年1月以降に地元で上映会を開く。完成したショートアニメは「海ノ民話のまち」の公式ユーチューブチャンネルなどで公開する。 アニメ化の決定を受け、武藤誠村教育長は「村教委が取り組むふるさとキャリア教育推進に活用していきたい」と話した。関根政雄村長は「村を知るきっかけになる。交流人口拡大にもつながる」と期待を寄せた。