ソト流出で補強必須のヤンキース 米メディアが“追いかけるべき選手”として佐々木朗希を推挙「ソトを失っても大きな挽回だ」「注視すべき」
今季、2009年以来15年ぶりにワールド・シリーズ進出を果たしたヤンキース。オフシーズンに入ってもフアン・ソトのFA動向が注目を集め、さまざまな形で話題を提供している。 【動画】日本人最速の165キロを記録!凄みを増した佐々木朗希のピッチングの映像 そのソトは現地時間12月8日(日本時間9日)、メッツとの契約合意が報じられた。今季、名門ヤンキースをリーグ王者にまで押し上げた主砲が、同都市のライバル球団へと移ることが決まったようだ。 ソトを手放す結果となったヤンキースは、来季再びワールドチャンピオンへ挑むために、オフでの戦力強化は大前提となる。現在まで、目立った補強が行われていない中、米メディア『CLUTCHPOINTS』では、ヤンキースが移籍市場で「追いかけるべき3選手」を提案している。 同メディアは「フアン・ソトを失った場合での代替案」として、なんと千葉ロッテからポスティングでのメジャー移籍を目指す佐々木朗希をその中の1人に挙げた。ソト同様、今オフの目玉選手と評される日本人右腕について、「もし彼をブロンクスでメジャーリーグのキャリアを始めるよう説得できれば、ソトを失っても大きな挽回となる」などと主張。さらに、「ソトの去就に関係なく、ブライアン・キャッシュマンはササキを注視すべきだ」などと綴っている。 また、佐々木には「25歳ルール」が適応され、契約内容も国際ボーナスプールの範囲内での金額となる。他球団との競合が見込まれることから、同メディアはヤンキースに対し「ニューヨークでのプレーがもたらす利点をアピールすべきだ」と主張。その上で、「ササキはキャリアを通じて、打者たちを翻弄してきた。その早期の(そして継続的な)成功がメジャーリーグで通用するかどうかは、ヤンキースがなんとしても試してみるべきだろう」などと訴えている。 トピック内では佐々木の他にも、メッツをFAとなったピート・アロンソの獲得、そしてヤンキースからFAとなっているグレイバー・トーレスとの再契約にも言及。こちらはソト不在となった打線の強化に繋がるものと見込んでいる。 すでに多くの球団が新戦力を迎え入れている中、ヤンキースもソトに代わる大物選手をチームに加えることができるだろうか。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]