「嫌いな人がいないフットボーラー5人」を英メディア特集 岡崎の“元同僚”2人も選出
“アンチのいない選手”を選出、ヴァーディのシンデレラストーリーには誰もが感銘
英スポーツ専門メディア「Sportskeeda」が「嫌いな人がいないフットボーラー5人」を選出した。世界中のファンから愛される“アンチのいない選手”に選ばれたのは一体どんな選手たちなのだろうか。 1人目は元スペイン代表MFダビド・シルバ。「エル・マーゴ(魔法使い)」の愛称で親しまれるレフティーは昨季限りで10年間在籍したマンチェスター・シティと契約満了を迎え、惜しまれつつ退団した。今季から母国スペインのレアル・ソシエダに加入。35歳となった今もその創造性あふれるプレーでフットボールファンを魅了し続けている。 2人目はこちらも元スペイン代表MFのフアン・マタだ。シルバと同じく左利きの小柄なMFで、クラブレベルではシルバほどのタイトルには恵まれていないが、マンチェスター・ユナイテッドで長く活躍を続けている選手の1人だ。プレーヤーとしての実力だけでなく、ライバル選手やチームスタッフ、アカデミーの選手にまで礼儀正しいその紳士的な人間性が愛される理由として挙げられている。 3人目はレスター・シティの元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディだ。セミプロクラブのフリートウッド・タウンからレスターでプレミアリーグ優勝まで辿り着いた苦労人で、「近年のフットボール界で最高のラグストゥリッチーズ・ストーリー(貧乏からお金持ちになった成功物語)の一つ」と称されている。 幼少期から期待されたエリート選手とは全く異なるキャリアを歩んだ姿に多くのサッカーファンが感銘を受けた選手と言えるだろう。レスター優勝時に日本代表FW岡崎慎司(現ウエスカ)と名コンビを築いた34歳は、今季もプレミアリーグ得点王争いを演じるなどトップフォームを維持している。
モドリッチの「エレガントさは見る者を魅了」
4人目はレアル・マドリードのクロアチア代表MFルカ・モドリッチ。言わずと知れた世界屈指の司令塔は2018年度のバロンドールを受賞し、それまで10年間続いたクリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシの二強時代に終止符を打った。 レアル加入当初はファン投票でレアル・マドリード史上ワースト補強にも選ばれた過去があるが、その後の活躍で評価を一変させた。記事では「中盤で糸を引くルカ・モドリッチのエレガントさは見る者を魅了し、35歳でも健在」と記されている。身長172センチの小さな体で“白い巨人”(レアルの愛称)を牽引している。 そして5人目はチェルシーのフランス代表MFエンゴロ・カンテだ。ヴァーディや日本代表FW岡崎慎司(現ウエスカ)とともに“ミラクル・レスター”を支えた守備職人。18年のロシア・ワールドカップでも世界一のメンバーとなった。記事では「エンゴロ・カンテが嫌いな人はいないだろう。柔らかな口調のフランス人選手はサッカー界で最も大きな栄誉をいくつか手にしているにもかかわらず、謙虚な姿勢を貫いている」と、その人間性が絶賛されている。
Football ZONE web編集部