TLデビューでトライ&アシストのペレナラ 田中史に日本語で「家族どうや?」
◇ラグビートップリーグ第1節 NTTドコモ(勝ち点4) 26―24 キヤノン(勝ち点1)(2021年2月21日 Gスタ) ニュージーランド代表SHのTJ・ペレナラが、トップリーグデビュー戦でNTTドコモを勝利に導いた。チームがボールをキープできるようになった後半、速い仕掛けで攻撃のテンポをアップ。18分にオフロードパスを受けて右中間へ14―13と迫るトライを決めると、27分には敵陣で得たPKで速攻を仕掛け、18―17とするフランカー李の逆転トライにつなげた。 ニュージーランド代表オールブラックスでは、試合前の「ハカ」をリードする役割を務めて世界的にも有名。逆転勝ちに「後半はやるべきことが明確になって、いい形ができたと思う」と振り返り、トライについては「9番(SH)はボールのそばにいるのが鉄則なので、それをやっただけ」、速攻は「ラックをつくって攻めるのが難しいと思ったので、クイックタップで攻めた」と説明した。 この日は「気が向いたので、思いつきでやった」という銀髪でプレー。試合中にはキヤノンの日本代表SH田中史朗と会話をする場面もあった。スーパーラグビーなどで元々面識があったと言い、「今は日本語を勉強しているので、家族はどうや? 出身はどこか?と聞いた」と明かして笑わせた。