リーガ・エスパニョーラ初ゴールを決めたロナルド・アラウホ（背番号4番） [写真]＝Getty Images

　リーガ・エスパニョーラ（ラ・リーガ）第14節が19日に行われ、バルセロナとバレンシアが対戦した。 　リーグ戦2連勝中で現在6位のバルセロナと、4戦未勝利で12位のバレンシアの一戦。リーグ戦3連勝と上位浮上を狙うバルセロナがバレンシアをホームに迎え、試合はスタートした。 　バレンシアは26分、ペナルティエリア内でのこぼれ球に反応したユヌス・ムサがシュートを試みるが、味方と被り、ジャストミートさせることはできなかった。さらにバレンシアは29分、カルロス・ソレールがペナルティエリア手前から鋭いミドルシュートを放つが、GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンの好セーブに阻まれる。 　しかし、バレンシアはその直後の30分、先制点を挙げる。右サイドのCKにムクタル・ディアカビがフリーでヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らした。 　バルセロナは前半アディショナルタイム1分、ペナルティエリア内に走りこんだアントワーヌ・グリーズマンが相手ディフェンダーに倒されると、PKを獲得する。前半アディショナルタイム4分、キッカーを務めたメッシのシュートはGKに止められるが、こぼれ球に詰めたジョルディ・アルバが中央へボールを送ると、これをメッシがヘディングで押し込み、同点とした。 　後半へ折り返したバルセロナは52分、グリーズマンが味方とのパス交換からペナルティエリア内への突破を試みると、相手ディフェンダーにブロックされる。しかし、浮き球のこぼれ球をロナルド・アラウホがボレーシュートで叩き込み、逆転に成功した。 　バレンシアは69分、試合を振り出しに戻す。左サイドの高い位置でボールを受けたホセ・ルイス・ガヤが中央へ折り返すと、これにマキシ・ゴメスが合わせ、同点とした。 　試合はこのまま終了。ロナルド・アラウホのラ・リーガ初ゴールもあり、一度は逆転に成功したバルセロナだったが、バレンシアに追いつかれドローで試合を終えた。バルセロナは3連勝を逃したが、暫定5位に浮上。バレンシアは12位のままとなっている。 　次節、バルセロナは22日にアウェイでバジャドリードと、バレンシアは同日にホームでセビージャと対戦する。 【スコア】 バルセロナ　2－2　バレンシア 【得点者】 0－1　29分　ムクタル・ディアカビ（バレンシア） 1－1　45＋4分　リオネル・メッシ（バルセロナ） 2－1　52分　ロナルド・アラウホ（バルセロナ） 2－2　69分　マキシ・ゴメス（バレンシア）