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「コストパフォーマンスを極めたい」 Xiaomiに聞く「Mi Note 10 Lite」「Redmi Note 9S」の狙い

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ITmedia Mobile

CMをやるなら5000円を消費者に還元する

―― 参入時は、Amazonだけでしたが、徐々に取り扱うMVNOも増えてきました。今回はそこに合わせて、最初から広く販売していくということでしょうか。 ワン氏 はい。今回は、最初からより広いチャネルが選択できます。 ―― 価格の発表はこれからですが、既に海外で販売されているRedmi Note 9Sを見ると、非常にリーズナブルです。なぜ、その価格で提供できるのでしょうか。 ワン氏 例えば非課税のシンガポールでは299シンガポールドル(約2万3000円)です。安くできた理由の1つが、効率です。Redmiシリーズが世界中で売れたおかげで各部材を効率化できました。数量的なスケールが大きいので、マージンを5%に抑える中でも(Xiaomiの方針として、利益率は5%に抑え、そのぶんを端末価格に還元している)効率がよくなります。基本的には、弊社が提示するお値段は、非常にコストそのものに近くなっています。  もう1つが、宣伝です。なぜCMをやらないのかというご質問をたくさんいただきますが、CMはやろうと思えば、難しくはありません。ただ、1つCMを出すと、そのぶんコストが5000円程度上がってしまいます。そのやり方を取るのであれば、5000円を消費者に還元したいという考えがあります。

なるべくいいものをミドルレンジの価格帯に持ち込む

―― 2機種ともややハイエンド寄りのミドルレンジで、ともにSnapdragon 700シリーズ(720Gと730G)を採用し、カメラもクアッドカメラです。2つのブランドに、どういうすみ分けがあるのでしょうか。 【訂正:2020年6月2日14時31分 初出時に、初出時に「ともにSnapdragon 720Gを採用」としていましたが、Mi Note 10 LiteはSnapdragon 730Gを搭載しているため、訂正致しました】 ワン氏 Xiaomiには2つのブランドがあり、1つがMiブランド、もう1つがRedmiブランドになります。Miシリーズについては、今回のMi Note 10 Liteもそうですが、性能だけでなく、デザインにも注力し、部材なども全ていいものを使っています。フレームにも金属を採用しています。  これに対し、Redmiシリーズはコストパフォーマンスを極めたいという思いで作っているモデルです。こちらは、全世界で最もコストパフォーマンスを高くしたいという思いで開発しているので、特に値段を見ていただければと思います。とはいえ、いくら安くても、決して悪い製品ではありません。使っていただければ、2つのブランドの違いがよく分かると思います。 ―― 参入当初のMi Note 10、10 Proは、SIMロックフリースマホのボリュームゾーンからは価格帯が外れていました。まずは技術力を見てほしいというようなお話もうかがっていましたが、今回は市場を広げるタイミングになったということでしょうか。 ワン氏 トレンドとして、日本市場は高価格帯から低価格帯に移ると思っています。そこで考えていることは2つあります。1つが、なるべくいいものをミドルレンジの価格帯に持ち込むことです。例えば、Redmi Note 9SのTiny Dot DisplayやSnapdragon 720Gを、この価格帯で搭載した製品はありません。  もう1つが、ミドルレンジの価格帯に、最新製品を出していきたいということです。競合他社の戦略を見ると、過去の製品を値引きし、ミドルレンジの価格帯にして販売することがありますが、Xiaomiは最初から、新しい端末をアフォーダブルな(手頃な)価格で提供していきたいと考えています。

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