ヘンリー王子、ロイヤルファミリーとの緊張状態に「今も傷ついている」
先週末、ヘンリー王子とメーガン妃のジャーナリストのトム・ブラッドビーがテレビ番組に出演した。ブラッドビーは王子と妃の友人でもある。2019年に王子と妃がアフリカ外遊したときに制作されたドキュメンタリー番組では赤裸々なコメントを引き出した人物として有名である。その番組の中で妃はマスコミや世論によるバッシングを受けて「大丈夫ではなかった」と吐露、王子はウィリアム王子との不仲報道について「別の道を歩いている。でも兄弟であることに変わりはない」と説明していた。 【写真】ヘンリー王子 & ウィリアム王子の仲良しフォトアルバム
そのブラッドビーが現在の王子と妃の様子について語っている。カリフォルニアに引っ越して前よりも幸せそうかと聞かれると「以前よりも2人の気持ちは癒されていると思う。2人が不幸せかと聞かれれば答えはノー。彼らは満ち足りていて自分たちのやっている活動にワクワクしている」。でも一方で「王子は家族との関係について心を痛めていると思う。それは今さら言う必要のないことではあるが傷ついているのは確かだ」。
またロイヤルファミリーの心も傷ついているとブラッドビーは語る。「家族をめぐる状況は明らかに理想的とはいえない。2020年はロイヤルファミリーみんなにとって難しい年だった」「離脱をめぐるあれこれは、ロイヤルファミリーにとってとてもつらく対処するのが難しい問題だった。王室離脱は前例のないことだ。エドワード8世の例はあるがあれは自発的なものではない。ヘンリー王子の王室離脱がこれからどんな成り行きになるのかはロイヤルファミリーの誰にもわからない」。ウォリス・シンプソンと王位のどちらを選ぶのか強いられて退位したエドワード8世と離脱という道を自ら出したヘンリー王子は違うと語っている。
高位のロイヤルを引退する意思を発表してから1年経ったが「ヘンリー王子とロイヤルファミリー、両者とも今もとても傷ついている。世間はロイヤルファミリーはみんな幸せで問題はないと思いたがっているが、昨年は明らかにそうではなかった」。
昨年4月に王子と妃が王室を離れて間もなく1年。当初は1年が経過したタイミングで離脱について見直し、王室に戻る可能性を検討すると言われていた。でも最近では2人が現状に満足しているため見直しはしないのではないかという報道も流れている。離脱1周年に何か動きがあるのか、見守りたい。