甘いもの“だけ”の朝食はNG。仕事がはかどる簡単朝ごはん、5つのヒント
在宅勤務が増えたことにより、ここ一年で毎日の行動様式が変わりました。そのような変化の中で、みなさんは朝ごはんに何を食べていますか? テレワークで食事後すぐに仕事をはじめるようなケースもあるでしょうから、今まで以上に朝ごはんによって“パフォーマンスを高める”ことは重要になっています。 そこで今回は、在宅ワーク時に気をつけたい“朝ごはんの摂り方”を考えてみました。もちろんこれらは、出勤スタイルの人にも共通するポイントですから、朝ごはんの見直しポイントにもなるはずです。
①消化の良さを意識する
時間栄養学(※)の考え方によれば、朝食は体内時計のリセットや日中のエネルギー源として最も重要だと考えられています。つまり、朝ごはんの欠食はNG。しかしそうは言っても、朝からボウルいっぱいの生野菜サラダ、パワーの出そうなカレーやステーキが正解ではありません。実際に食べて飲んで見ればわかることですが、これらは消化に負担がかかる食事とも言えます。午前中のヒトのカラダは“排泄”を促す時間と言われていますから、消化の良さを意識することは重要。例えば、日頃なじみのないおかゆ類やお餅を朝ごはんとして取り入れることは有効です。 ※時間栄養学とは…… 食事と体内時計を関連付けて、カラダの仕組みをふまえて何をどれだけ、いつ、どのように食べるのがいいのかを考える学問。
②温かい食事で内臓を働きやすくする
温かい食事には、血行を良くすることで内臓を働きやすくしてくれる効果があります。これまで朝食に菓子パンや冷たいコンビニおにぎりを食べていた人は、温かい食事に切り替えてみましょう。食べた時の満足度も高まり、心身ともに朝からほっと安らぐ時間になることでしょう。オススメは、温かいスープ。前日などに作りおくことができるので、準備のしやすさも魅力です。
③甘いもの“だけ”で朝食を済ませない
華やかなイメージがある、パンケーキやフレンチトーストの“甘い朝食”。スーパーなどでチルドや冷凍タイプが登場して身近になっています。でもこれ、糖質に大きく偏った食事になってしまい、血糖値の急上昇・急降下を招く要因に。この血糖値の急激なアップダウンは、カラダに負担をかけるだけでなく、集中力の低下の原因にもなりますから、要注意。炭水化物だけでなく、たんぱく質や脂質も摂取することが重要です。なかでも卵料理や納豆は、朝から取り入れやすいアイテムです。