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かほく・大海小に「お宝」茶わん 明治の校舎落成記念品

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北國新聞社

 かほく市大海小で29日までに、明治時代に制作された校舎落成記念の茶わんが見つかった。1904(明治37)年に大海小の前身である「八野尋常小学校」の新校舎が完成した際、付近住民らに配られたとみられ、校内を整理していた喜多由紀校長が発見した。休校期間中に見つかった思わぬ「お宝」は今後、校内に展示され、児童や地域住民に学校の歴史を伝える。

 茶わんには松竹梅の絵が描かれ、竹の絵だけはタケノコとなっている。底の部分には「南大海村 学校落成記念」と書かれ、喜多校長は「学校の完成記念に、住民たちにも配られたのではないか」と話す。

 大海小の記念誌によると、南大海村は1954(昭和29)年の町村合併まで存在していた。記念誌には校舎が手狭となり、寺院を仮校舎としていたが、1904年2月1日に新校舎が完成したと書かれている。

 休校期間中に、喜多校長が家庭科準備室を整理していたところ、裏返しにして保管されていた茶わんの中から見つけた。「そんなところに置かれているとは思わなかった」と喜多校長も驚く。

 準備室には1955(昭和30)年に創立80周年を迎え、「大海小学校」と改称した際に制作された記念茶わんも置いてあった。二つの茶わんは、7月に工事が終わる学校2階の地域交流室に展示される。喜多校長は「子どもたちが学校の歴史に思いをはせてくれればうれしい。同時に、歴史に詳しい地域の人から茶わんの詳細を聞きたい」と話した。

北國新聞社