「夫の実家に行くのが憂うつ」と感じている妻は何割?そこから見える嫁姑関係のヒント
人はだれでも、ある国の、ある地域の、ある家庭に生まれ、その場所で受け継がれた常識や生活習慣を身に着けていきます。慣れ親しんだ場所を離れたり、新しい組織との接点を持ったとき、自分が“部外者”であることを実感することもありますよね。 その小さな一例が、結婚相手との家族との関係です。初めて配偶者の家庭に足を踏み入れたとき、自分が“内輪”に飛び込んだよそ者になったような心細さを覚える方もいると思います。 特に“嫁”というポジションに期待されることは、家庭ごと、世代ごとで異なりますから、夫の実家での立ちまわり方は難しいですよね。 それでは、具体的にどんなことが夫の実家の“敷居”を高くしているのでしょうか? 今回は、夫の実家に訪れることを「憂うつ」と感じている女性に、その理由を考察してもらいました。
35.3%は「夫の実家に行くのが憂うつ」とよく思う
『kufura』編集部は、20~50代の既婚女性153人にアンケートを実施。「『正直、夫の実家を訪問するのが憂うつ』だと感じたことがありますか?」と質問してみました。 結果は以下のような割合となりました。 【夫の実家を訪問するのが憂鬱と感じることはあるか?】 よくある・・・35.3% たまにある・・・34.0% ない・・・30.7% それぞれの回答がだいたい3割ずつ。きれいに分かれていますね。 夫の実家に行くのが憂うつと感じることが「よくある」「たまにある」と回答した人にその理由を聞いてみたところ、いくつかの理由が寄せられました。
義実家に行くのが憂うつな最大の理由は「気を遣う」「気を遣われる」
まず、今回のアンケートで最も多かったのが、夫の実家で“気を遣う”“気を遣われる”というもの。 「気を遣われすぎて、相手の本心がまったくわからないのがもどかしくなる」(36歳・主婦) 「自然体でいようとしても、どうしても気を遣ってしまい、言葉遣いがたどたどしくなってしまいます」(52歳・主婦) 「仲は良いが、やはり他人な感じは抜けないので、なんとなく疲れる」(35歳・会社経営・役員) 「義弟家族が一緒に暮らしているので、余計に気を遣う」(33歳・その他) 自分の常識を疑われないよう、相手を不快にさせないように繕うことはつまり、“素の自分”を隠すということ。夫の両親も“素”を隠していることで、居心地の悪さが増幅することもあるようです。