「iPhone 12」と「iPhone 12 Pro」を1週間たっぷり使って体感した「今年のカメラ」
iPhone 12とiPhone 12 Proをいち早く入手したニューヨーク在住のYouTuber、大石結花さんに、その使用感をレポートしてもらった。 iPhone 12 Proに純正ケースとレザーウォレットをMagSafeでピタッと貼り付けた。入っているカードは「Apple Card」 10月13日(米国時間)、Apple Special Eventが開催され、5G対応のiPhone 12ファミリーが発表された。4機種のうち、サイズが全く同一の「iPhone 12」と「iPhone 12 Pro」は10月23日に販売開始しているが、この2機種を1週間ほど先行使用して気づいた点を紹介する。
新しいデザイン
iPhone 12は、エッジが丸いiPhone 11までと異なり、iPhone 5までに近いフラットなデザインに変更された。iPhone 12の側面はアルミニウム、iPhone 12 Proの側面はステンレススチール仕上げとなっている。iPhone 11世代ではProモデルのみだった、Super Retina XDRディスプレイを全てのモデルに搭載し、さらに新技術の「Ceramic Shield」で、落下耐性能は4倍向上した。 iPhone 12は、側面のマットなアルミニウムに対して、背面は光沢のある加工になっている。私は今回「ブルー」の色を入手して紹介したところ、Appleが撮影した写真よりも濃い青だというコメントをいただいた。iPhone 12のカラバリはProに比べてポップな印象だが、単体で見ると案外落ち着いたネイビー寄りのブルーだと感じる。しかし、背面ガラスに光沢があるため、濃い色だと指紋が少々目立つということもあるので、気になる方は明るい色の方がよいかもしれない。 iPhone 12 Proの側面は高級感のあるステンレススチール製で、背面はマットなガラスだ。今回の新色である「パシフィックブルー」を使用しているが、深みのあるブルーとマットな質感が相まって、シックで美しい。
MagSafeで広がるスマートな充電オプション
今回の4機種全てで導入された、MagSafe機構も注目ポイントの一つだ。iPhone 12で充電ケーブルがUSB-Cにならなかったことに落胆している方が多いかもしれないが、そもそもAppleはケーブル自体をなくしていく方向へ毎年一歩ずつ進めているように思える。 アクセサリとiPhoneの両サイドに磁石が入っているため、充電の機構が必ずぴったり合うようになっている。また、NFCを使ってアクセサリーを認識しているため、Appleのガイドラインに沿って作られた、安全性とセキュリティが担保されたものでしか充電できないようになっている。MagSafeアクセサリをくっつけたときには、iPhoneの画面とハプティックフィードバックで教えてくれるところも、気持ちのいい体験になっている。 記事執筆時は、Apple純正の充電器、ケース、レザーウォレットなどしかオプションがないが、今後サードパーティのメーカーからさまざまな充電器や便利なアクセサリーが出てくるのが楽しみだ。