鹿児島を代表する工芸家たちの渾身の逸品が集結 薩摩焼やガラス、竹製品など 15日まで作品展 鹿児島市
鹿児島テレビ
陶器やガラス、竹製品など鹿児島を代表する工芸家たちの渾身の作品が, 鹿児島市の県歴史・美術センター黎明館に集結しています。 このかごしま工芸百人展には、薩摩焼やガラス、竹製品、織物など、鹿児島のモノづくりを手がける工芸家99人の約100点の作品が展示されています。 こちらは15代沈壽官さんの「白薩摩花器」です。 白薩摩は将軍家などへの献上品としてつくられ、伝統的な技術は今も大切に受け継がれていて、 幾何学的な三角の飾り耳が特徴で精巧な絵付けには、躍動感のある「トラ」が描かれています。 続いてこちらは、仮屋克雄さんの「八角提藍」です。 レトロ感漂うこの作品は竹林面積全国一、鹿児島の真竹でつくられたお茶道具入れです。 同じサイズに割いた竹を赤茶と黒の染料で2回染めた後、型取って編み込み、漆で磨き上げてつやのある、あずき色を浮かび上がらせています。 会場には、平日にもかかわらず、多くの人が訪れ、作品に見入っていました。 鹿児島陶芸家協会・久保満義副会長 「鹿児島は焼き物ガラスは有名だが、竹の素晴らしい作品や木を加工した作品など、今まで皆さんがあまり目にしていない工芸作家の作品も楽しんでもらいたい」 この作品展は鹿児島市の県歴史・美術センター黎明館で、12月15日まで開かれています。
鹿児島テレビ