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開館に向けて動く世界の美術館・博物館。ドイツでは一足早い再開も

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美術手帖

 新型コロナウイルスにより世界的に休館措置が続いていた美術館・博物館。4月以降、感染拡大の落ち着きが報道されるドイツ・オーストリアでは、再開に向けた具体的な動きが出てきた。  新型コロナウイルスの感染者増加のペースに落ち着きが出てきたドイツ。面積の少ない小売店などの営業も再開され始めた。「Art Newspaper 」の報道によれば、美術館・博物館にも再開に向けた動きが出ている。ブランデンブルク州では、受付への隔壁の設置や訪問者数の制限、消毒液の設置、支払いをクレジットカードに制限するなどのガイドラインに従ったうえで、小規模な博物館がすでに再開した。  ドイツ博物館協会は「大都市圏の施設は5月まで再開しない可能性が高い」としながらも、ベルリンにある旧博物館、ハンブルガー・バーンホフ現代美術館、ボーデ美術館などは、厳しい安全基準を設けたうえで5月4日の開館をアナウンスするなど、再開に向けて動き出している。  4月14日にヨーロッパで初めて新型コロナウイルスに伴う制限を緩和したオーストリアでも、早ければ5月中旬に一部の美術館が再開すると 「Artnet News 」が伝えた。ただ、ウィーンの美術史美術館やベルヴェデーレ宮殿といった国営の施設は、再開を7月1日まで延期することを決定している。  中国では、北京のユーレンス現代美術センター(UCCA)が5月21日に再開を決定。今回の新型コロナウイルスの世界的流行を受け、同日より「 Meditations in an Emergency」というタイトルの展覧会を実施する。なお、 上海博物館と上海当代芸術博物館は3月13日より、上海民生現代美術館も14日より再開している。  新型コロナウイルスの流行の縮小が確認された国では、少しづつではあるが美術館再開の機運が高まりつつある。日本においても、一日でも早い美術館の再開を願いたい。

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